こんばんは。あやです。
今日で6月も終わりですね。湿り気が多いこの頃ですが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
私は本日、前期分のゼミの発表を終えました。少しホッとしたとともに、もっと自身のテーマについて勉強したいな、という気持ちが強くなった一日でした。
以前卒論のテーマについてお話ししたこともあったかと思いますが、私は『源氏物語』の引歌について研究しています。
私は、2年生の頃までは、引歌を「知的で美しい方法」だと考えていました。
しかし、今はその考えに全面的に賛同することはしていません。引歌は、きっと脆いものだと思うのです。
このことを考え始めたのは、以前の記事にも書いた指輪の文言がきっかけです。
相手への思いを綴る箇所に、自分ではない人物の言葉を据えること。
私は、どうしても誠実だとは思えません。
他の人の綺麗な言葉に替えられるくらいなら、拙くてもいいから、その人自身の言葉を聞きたい。
私はそう思います。
…これは受け手の場合の考え方ですが、為手の場合で考えてみても、同じことだと思うのです。
相手への思いが強いほど、自分自身をぶつけたくなる。言葉も然り、だと思います。
その違和感を持ったまま研究に向かい、今日の発表を迎えました。
正直、力不足であることは否めません。ただ、言いたいこと・見つけたかったことには、ある程度辿り着くことができたと思います。これはゼミでの質問や先生からのご意見に依るところが大きいです。
夏休み、私たちのゼミでは勉強会と食事会を企画しています。
皆の意見に助けられ、また自分も誰かの考えを助けられればいいな、と心から思っています。
大学生活も残り半年です。
精一杯、努めていきたいと思います。