弾はまだ

こんにちは!!6月も半ばになりつつありますね〜。

雨より暑さが印象に残る今日この頃。。じめじめするこの時期はもやもやすることも多いような気がします。ん?季節は関係ないかも知れないな。停滞しがちなとき、嫌なことがあった時、スカッとしてさっぱりして次を目指したい!!!!そう思ったときこんな映画を観ちゃいました!

『仁義なき戦い』

チャララ〜チャララ〜デデデデ デデデデン デデデデ デン

めちゃくちゃに有名な任侠映画の金字塔!映画史に残る名作!!菅原文太が主演を張る深作欣二が監督するこの作品、知らない人はいないほど有名です。テーマ曲も有名なので皆さんも一度は聞いたことがあるのでは?しかしこの映画を実際に観たという人は案外少ないかも知れません。

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私もつい一昨日、初めて観ました。

ノンストップで繰り広げられる組同士の抗争、内輪もめ、裏切り、暗殺。

血なまぐささの中になぜか惹き付けられ、気づいたときには見終わってしまいました。とても見応えのある面白い映画でした。

なぜ、こんなにも面白いのか。。魅力の一つはこの映画のリアリティです。原作が実在の組に所属し、幹部にまでなった美能幸三の手記をもとにしたものであるため暴力団の内情が美化されるようなこと無くストレートに描かれているところにあります。それまでの任侠映画は情に厚く仁義を大切にするヤクザが描かれてきました。しかし、この映画では金にがめつく裏切りをもいとわないヤクザたちの駆け引きが描かれているのです。赤裸々に描かれるヤクザの実情は時に華やかで時に虚しさを孕んでいました。

また、舞台が戦後間もない広島の呉であり、原爆が投下され敗戦した日本を生き残ろうとする若者の強かな姿も描かれています。戦後日本の庶民の歴史を知ろうという視点からも十分に参考になる資料となり得ます。大学では文化人類学についての授業をとっているため暴力団という特殊な環境で生きる人々の考え方を知ることが出来たと点でもとても有意義な時間でした。

出演している役者も有名な方が多く、低い声で話す広島弁も魅力的です…

もちろん、刺激の強めな映画ですので苦手な方にはおすすめしません…が、本当におすすめです。平気な方はぜひ!!

 

ほたるでした〜〜