こんにちは〜〜!!!よしでんです!!!
今日はものすっごくアツかったですね!!!じっとしていればまだマシなんでけど、すこし動くともう汗ダッバーみたいな!雨も降るし!!!もうなんかテンションあがって、床に寝っ転がったこりちゃんが第3の目を開こうとしているのを床をバンバンたたいて邪魔しちゃいました!笑
そんなこんなで秋ですが、本日は表参道の能楽堂での青山能での能「松虫」を見て参りました!!!!
松虫というとちょっとイメージしにくいのですが、現在で言うところの鈴虫ですね!夜中にりーんりーんっていってるアイツです!
それでは本日は能「松虫」についての記事です!
今で言う大阪、安倍野のあたりに住む男が市で酒を売っていると、いつもの常連の若い男達がやってくる。今日も楽しく呑んでいると、その内の一人の男が「もとの秋をも松虫の、もとの秋をも松虫の、音(ね)にもや友を偲ぶらん」と言い出す。松虫の声で友を思い出す?ドユコト?と思い尋ねると、こんな話が始まった。
昔、この安倍野のあたりを二人連れの男がとおりかかったとき、草むらから松虫の声が聞こえてきた。一人が虫の音を慕い、草むらへ入って行ったまま戻らなくなる。残っていた一人があとを追って探してみると、既に男は倒れて死んでいた。男は深く悲しみ、友を埋葬し弔ったという。
そう話した本人自ら、自分はその死んだ友を偲んで現れた亡霊だと明かし、その場から消えてしまう。
酒を売る男が「はて…」と思っていると、そこに里人があらわれ、先ほどの話の詳細のようなものを話す。
(器量が良く、仲の良い男2人がいた。2人は湯の中、水の底までもと契り、死ぬ時は一緒の同じ枕で、と約束していたのだが、安倍野のあたりの草むらの松虫の音に惹かれ、一人が草むらへ入っていって戻らない。不審に思いもう一人が探すと、すでに死んでいた。多いに驚き泣いた男は、「一緒にむなしうならずとも、三途の方にて待たれ候」と言い、彼も後を追って死んでしまった。2人はおなじ塚に入り、里人はその話を伝えているという)
酒を売る男は夜すがら読経をして弔うと、男の亡霊が感謝の気持を持って現れ、懐旧の舞を舞う。明け方になると、男の亡霊は消え失せ、あとには虫の音がのこるばかりであった。
以上があらすじです!!()内は公演中の私のメモに寄るもので、正確ではないかもしれないです…
でも……
見れてよかった〜〜!!
すごくキレイでした。見る前は「ホモか〜〜見とくか〜〜」というノリだったのですが、実際に見ると「あ〜〜〜こんな友情〜〜〜〜最高〜〜〜〜」と胸があったかくなりました。あまりにも綺麗で(言葉も舞も)、「付き合ってるんでしょ!」みたいな邪推はしたくなくなりますね。でも本質的にはホモなんだと思います。死ぬ時は同じ枕で一緒に死のうね…とか、詞章に「菊」がやたらでてきたり…(邪推)
でもやっぱり疑問は残って、「草むらに入った男を殺したのは誰?」「友を偲んだ亡霊というけど、探しに行った男なの?」「そんなシテと一緒にいる若い男達は亡霊の集団?みんな一味なの?」とぽんぽんでてきます。
今回は予習バッチリで見てきたので、その分思い入れも深くなりました。これから鈴虫の音を聞くたび、なんかちょっとセンチ感でちゃうだろうな〜〜〜〜〜〜みたいな気持ちで帰宅して、鈴虫の音を聞きながら作業をしていたら天井からゴキブリが降ってきました。やめろ!!!!!!!!!!!!!!