3億稼げる人間になりたいです。関根です。
就職活動に早くも心がポキッと逝きそう。
この間、友達からステキな質問をいただきました。
『好きな映画を3本選ぶとしたら、なに?』
あまりにもステキ過ぎて、良く答えることができませんでした。
そのとき答えきれなかった分を、こちらに打たせていただきます。
【訊かれたときに言った、めいっぱい気取った答え】
①『禁じられた遊び』
②『にんじん』
③『秘密の花園』
基本、白黒の映画です。カッコつけたかったのです。
『禁じられた遊び』
同名のギター曲がたいへん有名。
第二次世界大戦で孤児となった都会の少女と、農村に住む少年が出会い、ささやかな遊びを共有するお話です。その遊びとは、生き物のお墓をつくること。
花や石で可愛らしく飾られたそれらが順々に映し出されていく、終盤のシーンの美しさが印象に残ります。
『椿姫』中に出てくるマルグリットのお墓の描写、ジェイムズ・オブライエンの短篇『墓を愛した少年』など、人の死後の住処を綺麗に描いている作品に弱いのかもしれません。
日本文学でいえば川端康成『抒情歌』や宮沢賢治『オホーツク挽歌』でしょうか。
『黄泉の国』を『山吹の花の咲きみだれるところ』と言い換える、そうした言葉の働きに文学の良さをおぼえます。
あとなんでしょう。主役の二人がたいへん可愛い。男の子は7歳くらいだし女の子は5、6歳くらいなのです。
『にんじん』
原作の同名小説は名作として有名です。
家族からみそっかす扱いされる末っ子の男の子が、悩んで苦しんで、人生に光明を見出す物語。
この男の子と、幼なじみの女の子が『死』と『人生』について哲学する場面が終わりの方にあるのですが、最高にクールです。シュールです。好きです。
原作にはなかったシーン。この場面があるから映画の方が好きというくらい好きです。
男の子は7、8歳くらい?女の子は5歳前後?という感じの年恰好。最高。
『秘密の花園』
説明不要の名作。
少女が眩しく成長していくお話が面白くないわけない。
エプロンドレスの素晴らしさ、10〜13歳の少女の素晴らしさを実感できます。ルイス・キャロルの気持ちがよく分かる。この原作の作者はバーネットさんですが。
この作品も、少年少女が秘密の遊び(庭作り)を共有するお話ですね。……。
こうやって挙げると傾向が露骨に出るなァ…。
自分では対人用に気取って答えたつもりの3本でしたが、よくよく書き出すと趣味全開のラインナップになっていて驚愕です。
……これもひとつの自己分析になるか…?