こんにちは!
周りでは風邪が流行っていますがお元気にお過ごしでしょうか…?
今朝はとっても空が綺麗でしたね! 思わずよしでんと2人で自撮り大会をしてしまいました笑
さて先日、江戸東京博物館で開催された伝統芸能フォーラムに行き、能の「藤戸」を観て参りました!
この伝統芸能フォーラムはあまり能を観たことのない方でも楽しめるということで、いきなり能を観るのではなく、金井雄資氏による解説と謡体験があった上で「藤戸」を観ました。さらに海外の方向けに通訳さんがいらっしゃったり英語字幕があったりということもあり、お客さんの層はまさに老若男女、国籍を問わず。といった様子でした。
私の後ろにも外国のカップルの方々が座っていらっしゃったのですが、能が始まると小鼓や大鼓の方の「よ〜〜」っというのを聞いたのが初めてだったようで「!?」っといった表情で、かなり前のめりに興味津々に観ていらっしゃいました!
「藤戸」は『平家物語』を基にして作られています。あらすじは以下の通りです。
佐々木盛綱は藤戸の戦いの際に海に馬を渡して先陣を勤め、そのことを讃えられた盛綱は藤戸の地を手に入れる。しかし先陣を勤められたのは、その土地の漁師が馬を渡せる浅瀬の場所を教えてくれたからであり、盛綱はその漁師を「漁師のような卑しい身分の者は不節操だから、きっと敵にこのことを漏らすだろう」として殺して海に沈めてしまう。 藤戸の地を手に入れた後に初めて足を運ぶと、盛綱の前に1人の老女が現れる。それは殺された漁師の母であった。老女が息子を返せと繰り返し嘆くことにより盛綱は弔いを始める。すると漁師が亡霊として現れる。漁師の亡霊は盛綱の弔いにより、成仏する。
実際の能では母親が悲しみ、嘆き、怒って盛綱に向かっていく姿などに、思わず胸が痛くなってしまいました。他のお客さんも真剣に見入っていらっしゃったように思います。
この能を観る前には江戸東京博物館を見学し、元大関の方が経営するお店でちゃんこ鍋を食べて、大満足な1日でした!!
以上、ほっしーでした(^^)