「三ノ会」狂言観劇雨嵐

こんばんは。
最近めっきり寒くなりました。せきねです。

受験生の方はちょうどセンター試験前の追い込みでしょうか。
首手首足首をしっかり冷やさないようにして、どうかお過ごしください。
体育のときもスニーカーソックスはいけません。
多少カッコよさには目をつむって、長ジャージ+足首を蔽える丈の靴下を穿きましょう。

手首はしっかり袖で覆ってください。萌え袖なんていうのは、色々な機能面で優秀です。ご活用ください。

外に出る際は、首に何か巻きましょう。 マフラー、いいじゃないですか。赤いマフラー、なんつうものは、若い女の子の特権です。ガンガン巻きましょう。とても可愛らしいので…。

 

夜なべのお供には、ココアなんていかがでしょう。

ご提案したいのは、純ココア。 私はつい最近その存在を知りました。

トマトソース界におけるトマト缶的ポジションです。トマト缶を鍋にあけて、オリーブ油とにんにくぶち込めばトマトソースになりますでしょう。あんな感じです。

純ココア大匙2とお砂糖同量を小鍋に入れて、少しのお湯でのばして、牛乳をカップ一杯分を入れて、ホットミルクくらいの温度に温めれば出来上がり。

粉末ココアよりかは大分手間ですが、熟練してくると「それがイイッ…!」となってきます。

砂糖を少なめにするとカカオの苦みが良い感じに前に出て、何か新しい別の飲み物を飲んでいるような気分になります。

コーヒー党なら、間違いなく好きな味でしょう。

ポリフェノールで血液サラサラ、集中力もアップしますよ。 身体も暖まりますし。

 

 

さて本日、投稿者は能楽堂に行って参りました。

拝見しましたのは、こちらの演目。

 

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京都を拠点とする茂山家が、東京で上方の芸を披露するという、滅多にない趣向のプログラムです。

以下、感想をずらずらずらっと。

基本、言いたいことを言い散らかしています。

 

【翁】
映像でしか観たことのない「翁」をようやく、実際の舞台で見ることができました。
「これが…翁ッッ……!!?」という衝撃と驚きをおぼえたその舞台。
高校の体育祭を思い出しました。
三番叟・千歳・大鼓等、舞台を縦横無尽に使っている感じがとにかくエネルギッシュ。
今まで拝見した能が液体・個体の粒子運動だとしたら、今日の翁はプラズマとでもいうべき勢い。
わくわくしました。
【末広】
太郎冠者のキャラの立ち具合が半端ではない。
ドラン〇ドラゴンの塚地さん的な面影があり、現代的なコントの感を強く受けました。
大名役の山本東次郎師の上品かつシュッとした佇まいと好対照で、大変笑わせていただきました。
東次郎師の、謡のリズムに合わせてゆーらゆーら揺れる動きが、大変可愛らしかった。
【素袍落】
太郎冠者の893っぷりに笑いが止まりませんでした。
酒を飲んでいくごとにガラが悪くなっていくさまが笑いどころなのですが、千三郎師演じる太郎冠者の「あ゛あ゛?」という濁点まじりの返答、紛うことなき893でございました。戦闘力53万はありましたな。
※この場合の「ヤクザ」は、「広島弁が似合いそう」「銃を〝チャカ〟って言いそう」という意味合いを指します。
千三郎師のお声がどことなく中尾〇聖さんのように聞こえ、目を閉じると酒乱のフリーザ様が管を巻いているようで、個人的に大変ツボでした。
一番新鮮に感じたのは、演者の方お一人お一人のキャラクターが強烈に立っていること。
「末広」の太郎冠者が端的な例ですが、演目の筋以外の要素―演者の方自身のキャラ(そと見、声質、しゃべり方等)が笑いに大きく貢献しているように感じられました。
今まで拝見した狂言は「物語・筋自体の面白さ」といいますか、登場人物の定型を高い水準で演じる、演者の方が「狂言の世界」というスタアシステムの一部に己を徹する、というようなことによって、舞台を完成させている印象がありました。
今回拝見した狂言はやはり、現代のコントに近しいものがあるように感じました。
「この人がこういうことをするから面白い」という笑いがあること、テンポや間で笑いを取ることなど、「狂言では珍しい笑いなのではないか?」と、いう風に思います。
何分、今までに観た舞台の分母が多くないもので、的の外れたことを書いている可能性大。
しかし実際の舞台を観るのがやはり一番楽しく、刺激をいただけるなァと、再認識いたしました。
今夜は雪でも降るんじゃあるまいか、というくらい寒いです。
乳酸菌をとりましょう。
おやすみなさい。