踵で愛を打ち鳴らせ

2017年1月10日。私はこの日を一年近く待ち望んでいました。なぜなら!!!!!!!!私の大好きなロックバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの20周年の武道館ライブが開催される日だったからです。その日は水曜日。もちろん授業がある日です。あ、授業でましたよ。当然じゃないですか。しかし、もう1限から宇和の空。そらもう、仕方無いじゃないですか。4限が始まった時にはもうメモなんてとっていられない。

ああああああああああ!!今すぐ九段下に向かって駆け出したい!!

そんな気持ちを押さえつつ授業の終わる合図と共に教室を飛び出しました!!

ついに来た武道館!テストの音が漏れ聞こえ私たちファンの心も準備万端!ライブTシャツに腕を通しスタッフさんの案内のもといざ席へ!

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でもまだここから一時間待つんですよ。なんて長いんだ…。

開始時間が近づきます。ぱらぱらと埋まっていた客席が真っ黒になるころ、熱気も頂点に達し…開始時刻になった瞬間、地響きのようなベースが奏でだしたビートが合図となり私達は一斉に立ち上がり歓声をあげました。1っ曲目は『遥か彼方』。偶然にもこの曲は私が初めて触れたアジカンの曲でした!!短いMCを挟みつつほとんど休むこと無く歌われた名曲の数々!!頭のてっぺんからつま先までアジカンにつかりきった3時間はあっという間に過ぎて行きました。初めて生で聞く彼らの声や演奏は頭の芯に直接響いてくるようで今まで何度も聞きまくったはずの歌たちの素晴らしさを私に改めて教えてくれました。中でも『アンダースタンド』という曲は受験の時やサークルでの活動に行き詰まった時など本当に辛くて、でも誰かに気持ちを話すほど整理できない感情を抱えていたときに何度も繰り返し聞いた曲でした。

軋んだその心、それアンダースタンド 歪んだ日の君を捨てないでよ

アップテンポな曲なので会場はどっと盛り上がっていましたが、私の涙腺は大決壊しました。

素晴らしい時間はあっという間に過ぎて行き、ラスト、アンコールで歌われたのは『新世紀のラブソング』。次のこれからのアジカンに思いを馳せるには最高の一曲を歌ってくれました。あれから3日経ちましたがまだあのときの興奮と終わった後の喪失感を引きずっています…。そして今後のアジカンの活動にも一層間がはなせません!

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ほたる