おはようございます。あやです。
この記事を載せる頃にはもう一週間ほど経ってしまっているのですが、大相撲初場所で稀勢の里が優勝しましたね!
おめでとうございます!本当にうれしいです。
ずっと優勝が望まれていた中で、稀勢の里は幾度も跳ね返されてきました。
メディアの前では口数が少ないイメージもありますが、きっと内面は大変なことだったろうと思います。優勝が決まった瞬間、あるいは優勝インタビューの中で、涙を流しながら感謝の言葉を紡ぐ姿はとても印象に残っています。
実は、優勝が決まった十四日目、私は現地におりました!
館内の熱気は物凄いことになっていて、稀勢の里が勝った瞬間は本当に割れんばかりの歓声で、「あれっ?もしかしていま優勝した!?」と錯覚するほどでした。笑
お客さんたちは始まる前から声援を飛ばし、拍手を送り、立合い前の一瞬だけシンと静まって、始まった瞬間に声が土俵に向かってバッと弾けるのです。その勢いのまま応援を続け、あるいは祈るように手を合わせながら、土俵に視線が集中して、相手の逸ノ城が土俵を割ると、胸の前で合わせていた手は頭上にあがり、大きな拍手に変わります。そしてそれに負けない歓声が土俵に降り注ぐのです。
自分の正面に座っているお客さんたちの手が、声が、ブワッと上がっていくさまは圧巻でした。
また、私はちょうど花道の隣の席だったのですが、勝って支度部屋にさがっていく稀勢の里には、再び大きな拍手が向けられていて、優勝争いの先頭を守ったことに対しての賞賛が贈られていました。
そして結びの一番。白鵬―貴ノ岩戦。もしここで白鵬が負けたら稀勢の里の初優勝という場面なので、「もしや!?」という思いや、「やってくれ!」という思いが膨れ上がり、再び私たち観客の興奮はぶくぶくと沸いていました。
番付も力量も白鵬は別格ですから、立合いのあと相手の貴ノ岩が右を差したときは全員が驚きましたし、「行けー!!」という声も飛んで、土俵際。現地で見ていると相当長い間白鵬が踏ん張っているように見えました。「もうだめか!?」と思ったそのとき、あの強い白鵬が土俵を割って!!!
館内は物凄い歓声!!!!!!私も例に漏れず両手を挙げて叫んでいたら、もう座布団がすごくて。そこかしこから飛んできますし、前後のお客さんも思いっきり投げますし、ひとつ後ろのお兄さんに至っては、花道横の階段で助走をつけながら(危ない!笑)座布団を投げていました。そして私は後ろから飛んできた座布団が後頭部にあたり(本当にキレイに入った)、頭が思い切り前にガクッときました。アレめちゃくちゃ痛いですね!笑
でももうこっちも嬉しいですから、(横にいた祖母の頭と自分の頭を守りながら)土俵を見ていた…んですが、嬉し過ぎてもう何が何やらで。結局あのあと、土俵上のことは殆ど覚えていません。笑
ただ、もう嬉しさと興奮は最高ですから、横の席のおじさん(知り合いではない)と握手して、思わず館内の片付けの間に近くにいた知り合い(仕事中)のもとにも駆け寄って、ピョンピョンと跳ねてしまいました(知り合いは「こっち来んな!」と思っていたらしい)。いやもう本当に嬉しくて、喜びを分かち合いたくて…笑
なんだか文章の中に「笑」がたくさん出てきてしまってお恥ずかしいですが、それだけ嬉しかったということでどうかおゆるしください…。
本当に嬉しかった稀勢の里の優勝、翌日の表彰式ではもう頭が痛くなるくらい号泣しました…泣き疲れました…。
これから、稀勢の里は横綱として土俵に上がります。
真摯に相撲をとる方なので、今まで以上に多くのファンから愛されることになると思います。
どうか、これまでの長い苦労が、たくさんの幸せに変わりますように。