こんにちは。あやです。
昨日はバレンタインデーでしたが、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。
私はチョコを渡そうと思ってはいたのですが、何だかんだで買うタイミングを逸して(作るつもりは初めからない)、「も~~~しわけない…」と言いながら彼にチロルチョコを渡しました。
衝撃を受けた彼の顔、忘れられません…。あの顔を見たら、「実はそれ、大学で貰ったんだよね」とは言えませんでした。せめてもの…善意…。
さて、少し前にゆいかさんが卒論発表会のことを記事にしていましたが、午後の部は私とえりさんも発表を行いました。
ゆいかさんが仰っていた通り、ほかの人の発表を聞くのはとても面白くて、「すごいなぁ、こんなことが分かったんだなぁ…」とか「こういうテーマもいいなぁ…」など、色々と思いながら過ごしました。
そして、私のお楽しみの講評タイム。
ゼミを受け持った先生方から今年度のゼミ生の研究内容や3年生へのアドバイスをいただけるありがたいお時間なのですが、やはり今年は昨年度までと一味違う、じんとしたものになりました。
箇条書きにしてしまうのが勿体ないですが、先生方のお言葉の一部を載せます。
・先行研究を辿るだけでは意味がない
・けれども、新たに自分の意見を言うには、先行研究をきちんとおさえなければならない
・卒論のテーマは、自分がときめくものを選ぶこと
・比較をして、様々な物事からひとつのことを考えることが必要
・資料を分析したり、データをとることも大切
・これらを踏まえて初めてちゃんとした考察ができるようになる
・〈卒論を書くこと〉は〈ストーカーになること〉に似ている
・「その人が好きなブランドは何か」、「どこで服を買うのか」など、相手の隅々まで知ることは卒論の作成に通ずる
・先行研究を肯定するばかりではいけない、疑う姿勢を失わないように
・研究は〈再現性〉と〈共感性〉が必要
・違う人が同じようにそのテーマについて考えたとき、同じ答えに辿りつくようにしなければならない
・そしてその答えは、せめても7割くらいの人が共感できるものでなければならない
…本当に一部ですが、このようなお言葉をいただきました。
卒論を書き終え、卒論発表会にも出していただいている立場となって先生方の言葉を聞くと、とてもじんとしまして。
自分がしてきた研究は、ここができた、ただここはできなかった、これは良く言えたと思う、けれどここは言えなかった…と思い返すと、嬉しくなることと辛くなることが半々くらいでした。
「残すは卒論のみ」となっていた夏ごろからは、女性特有のものも半年以上止まってしまって。
自分自身はあまり気付けていなかったのですが、きっと、精神的に追いこんでいた部分があったのだと思います。
でも、それだけこの一年は自分と向き合った時間でした。
石井先生の「卒論は愛だ」という言葉を借りるなら、本当は、もっと時間をかけて、深くまで愛せたと思います。自分でも、愛したかったと思う。
…そう思うとできなかったことばかりが頭をよぎるのですが、発表をしている内に、「ここは言えてよかったね」と自分を褒められる部分もあったりして。
もっと上手く発表できればよかったのですが、そんなことを思いながら発表原稿を読んでいたら、どうにも精一杯でした。
…ただ、そんな一年を過ごしたからこそ、先生方のお言葉が余計に身に沁みたのだと思います。
私ができたこと、
できなかったこと、
卒論発表会は、それらときちんと向き合えた時間でした。
ありがたい機会をいただいたと思います。
この場を借りて、御礼を申し上げます。