行ってきました

こんにちは、あかねです。前回「比べる古美術展に行きたい」と明言していました。実際に行ってきました。

まず、古美術展です。壺や鬼の絵の比較から展示が始まっておりましたが、1年の頃に日本文学概論で習った「見立」を見ていくような感覚でした。この鬼はこの作品を基に描かれたんですよー、というように、小さい子でも分かるよう簡潔で明快なパネルも隣に置かれていました。奥へ進むと驚くようなものが展示されていました。不動明王像を中心とした観音菩薩像です。1つ1つが2Mほどもあり、特に真ん中に据えられていた不動明王像は大迫力でした。そのまま先に進むと、次は源平合戦に関する屏風です。屏風と言っても巨大な扇形で、熊谷次郎直実のいかつい顔も鎧の様子も何もかもがよく見えました。

古美術展は企画展だったので、常設展示も見ていきました。餅をつく臼が作られていく工程や埼玉の戦時・戦後の移り変わりが示されていました。小説やアニメで主人公が戦時中にタイムスリップしてしまい、戦火から逃れるというものがあるので、これで埼玉にいるときはいつでもタイムスリップできるぞと思いました。そのような機会はないとは思いますが。それにしても、思いのほか蕨市や川口市、さいたま市などが機銃掃射などを受けていて驚きました。あまり埼玉の歴史には明るくなかったのですが、知るきっかけになりました。行って良かったと思います。

ガラス越しに見学した方が、パソコンや本の写真で見るよりもずっと有意義だと感じられました。とにかく迫力や緻密さに圧倒されます。大学生になると夏季休暇が9月前半にまで及ぶので、ぜひ空いていそうな平日昼を狙って美術館や博物館へ行ってみてください。新たな発見がありますよ!