こんにちは。あかねです。ゴールデンウィークは親についていき、軽い散歩も兼ねて某グリーンセンター的なところへ行ってきました。とてもマイナーで、全く混んでいない、緑豊かなところです。
アポロみたいな花や、葉の上に咲くその名も「山帽子」などがありました。モミジの庭園も綺麗でした。
そして帰り際、ふと気付いてしまいました。「テイカカズラ」。テイカとはあの定家だろうか……?えっ、あの定家……!?Wikipediaさんに頼ると、やはり、あの、皆さんご存知の、百人一首編纂で有名な、藤原定家でした。驚きです。
花自体はとても可愛いので尚更「なぜ?」と思ってしまいます。能『定家』は、定家が死後も愛しの式子内親王を忘れられず、テイカカズラに生まれ変わって彼女の墓に絡みつくという話だそうで、これがテイカカズラという和名の元となっているそうです。Wikipediaなので信憑性は薄いですが、まさか本当にテイカ=定家だったとは。能は二次創作のミュージカルだと現在講義で学んでいますし、実際のところ定家にとって式子内親王は幼馴染のお姉ちゃんでしかなかったため、定家の生まれ変わりな訳はないのですが。あったらそれはそれで困ります……宮中で喧嘩騒ぎを起こし、自分が出世した時に備えて年中行事の準備は人形でばっちり予習。マザコンで非リア充な、歌に特化したメモ魔定家さんが植物になっていたら(しかも墓に絡みついていたら)……日本語では表現できないのですが、Oh……という感想です。しかし、「テイカ」という字を見ただけで「定家」に変換されてしまうところが、やはり日文生なんだなあと思いました。ただ、能で、しかもそんな由来だとは思っていなかったので、今度からは予想外な理由を予想して挑んでいこうと思いました。二律背反。
皆さんもぜひ、ふとしたところで1000年前の香りに気が付いてみてくださいね!