第二次安室景気

(GWも終わり、すっかりいつもの日常が戻ってまいりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

なんと、次の祝日は7月だそうですよ。まだまだ先が長いですね…この頃暑かったり寒かったりと不安定な気候のせいなのか、体調を壊してしまいました。皆さまは体調管理に気をつけてくださいね。

 

皆さんは巷で騒がれている「100億の男」というフレーズをご存知でしょうか。女性ならご存知の方も多いはず。これは四月に公開された名探偵コナンの映画『ゼロの執行人』でキーパーソンとなる、安室透という人物を指しております。この安室透という人物は、イケメン×才色兼備×トリプルフェイス(一人で三人の人物を生きている)…etc.という様々な萌え要素をふんだんに持ったイケメンなのであります。

(語彙力がないのと、おそらく語りだしたら歯止めが利かなくなるので、気になる方はコミック原作・アニメ・映画を見てくださいね!)

さて、そんな安室透に世の女性たちは心を撃ち抜かれ、「安室の女」だとか「執行された」などのNewワードを生み出し、映画の株もさらに上々。中には1回だけじゃ飽き足らず、5回以上「執行されに行く」女性もいるのだとか。かくいう私も、今度の休みに3回目の執行の予定でございます。

この女性による評判が来場者を呼び、遂に興行収入が65億を突破したのです‼!その情報が回ると、世の女性達は目の色を変え目的を変え、”推し”安室透を「100億の男」にすべく映画を観に行くように。安室透という男は、経済も女性の財布をもかき回す男だったのです。

 

安室透による影響は、映画の興行収入に飽き足らず、私のバイト先の本屋でも起こっていました。恐らく全国の書店でも。映画のおかげで、小説・原作コミックス・雑誌・グッズ・円盤など、関連商品が飛ぶように売れるのです!!!(私はこれを第二次安室景気と呼んでいます。)コミックスを1巻からまとめ買いしてきたお客様の対応をしたときは「安室透…恐ろしい男…」と思ったほどです。

さて、昨日もバイトのシフトがあったのですが、その日はよりにもよって『名探偵コナン』が掲載されている「週刊少年サンデー」の発売日&安室透完全網羅ガイドブックなるものの発売日がかち合い、朝から在庫確認の電話がひっきりなしに鳴り、レジもお問い合わせで長蛇の列。全国の書店・コンビニエンスストア・ネットショップなどで完売御礼状態で、こちらも為すすべがなく、悔しい思いでした。SNSでも、どこにも在庫が無いと嘆く書き込みがみられ、一書店員としてはとても心苦しかったです。

 

どうか、手に入れられた方々は大事にお読みください。今回手に入れることができなかった方々も、ネットショップで高額に売られているものに手を出したりしてはいけません。週刊誌のほうは恐らく印刷した部数自体が少ないのと、一書店に置く数はとても少ないので、手に入れることはもう難しいと思われます。

しかし、安室透網羅Bookの方は、重版の予定が立っております!入荷がいつになるのかは未定なのですが、遅くなっても確実に手に入れたい方は、書店などで予約をすることをお勧めいたします。

安室景気により、書店も活気づいていることでしょう。最近は本屋が次々に閉店していくので、きっかけは小さくとも、本屋に人が増えていってほしいと思います。

一日も早く、安室の女達の元に本が届きますように。えぬでした。