星めぐりの歌

こんにちは。しおりです。

今日は本題に移る前にお話したいことがあります。

 

私の祖父母は、昔、というのは私が小学生であった頃、民宿を営んでいました。場所は和歌山県田辺市本宮町川湯温泉。台風20号で大変な被害を受けた場所です。何気なくニュースを付けていると、思いがけず「川湯」という言葉が聞こえてきました。そして、テレビに映っていたのは、まさしく祖父母がかつて営業し暮らしていたその民宿でした。今はその場所に祖父母は住んでいませんが、小さな温泉ですので、近所の宿を営んでいるのは顔見知りの方です。見慣れた景観が川の水に飲まれていく様子を見ていると、何とも言えない気持ちになりました。
つい先日は北海道でも大きな地震がありました。北海道は高校の校外学習で訪れた場所でしたので大変驚きました。現在でも捜索活動が続けられているとのことです。自然災害は悔しいことですが、人間の力ではどうすることもできません。防ぐことはほとんど不可能です。私たちに唯一できることと言えば、防災意識を高め、被害を最小限にとどめることでしょう。もしも大きな地震が起ったら。もしも、近くの川が氾濫したら。私自身も今一度よく考え、もしもの事態に備えていきたいと感じました。懐かしい川湯温泉の町並み、楽しい思い出を沢山作ってくれた北海道の豊かな大地。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

 

気が付けば9月に入り、夏休みも残りわずかとなりました。今日は一つ、プラネタリウムのお話を。

渋谷にあるコスモプラネタリウム。

ここでは現在、『銀河鉄道の夜』にちなんだ投影が行われています。宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」を聴きながら星空を眺めることができます。音源は当時の蓄音機の音を再現しているとのこと。渋谷にいながらどこか遠いところへ旅しているような、不思議な気持ちになります。『銀河鉄道の夜』についての簡単な解説もありますので、一度足を運んでみるといいかもしれません。(ホームページには『銀河鉄道の夜』についての記載はありません。「コスモ星空散歩」というタイトルの付いた回に行ったところ、偶然やっていました。ぜひ行ってみたいという方は、事前に問い合わせることをお勧めします。)

 

それではまた。