こんにちは、ゆりかです。
昨日まで博物館夏期集中講義を受けていました。
守秘義務があるので話せる範囲で語りますが、その日は天気もよく(暑かったけど)、
無事集合場所に早めに到着することが出来ました。
今回赴いたのは江戸東京たてもの園です。
江戸東京博物館の分館として1993年(平成5)に開園されました。
たてもの園では、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築、復元、保存、野外で展示するとともに、文化遺産として次世代に継承することを使命として運営されている。
約7ヘクタールの敷地に30練が立ち並び、野外博物館の特性と建造物を生かした、四季折々の変化を体感できる施設である。
私たちは事前にたてもの園は野外博物館のため、日差し・虫刺され・水分補給に注意するように注意されており、
当日は帽子と虫除けスプレー、歩きやすい靴を持参しました。
特に注意すべきは虫対策とも言われており、蜂や蚊が近づいて来ないように、
黒い服装は禁止で、明るい服装を心掛けました。
ところが待ち合わせ場所である、たてもの園入り口であった園のイメージキャラクターがこの子です。
彼(?)は”えどまる”くんという緑豊かなたてもの園を表現した、あの有名なジブリの宮崎駿さんが手がけたキャラクターです。
となりのトトロとか知ってる人にとってはたまらないビジュアルしてるでしょ!
私もえどまるくん大好きなんです。鞄に付けて歩きたいですよね。
それはともかく、私たちの間ではえどまるくんを巡って園の入り口では議論が行なわれた訳です。
私たちにとっては資料を保存するという目的がある博物館にとっての天敵・虫をイメージキャラクターとしていることが斬新だったんですね。
毛虫なのか芋虫なのかという疑問もありましたが、無事愛されキャラに落ち着いたえどまるくん。
関連グッズの製作ではジブリが関係してるので、一筋縄にはいかず、色々大変らしいのですが、
実習自体はとても楽しかったです。
宮崎駿さんはたてもの園を愛しており、たびたび訪れていたそうなのですが、
それもあって、ジブリの世界観をにじませている建物が多く、国内外からのお客様が訪れる人気スポットです。
客層は親子ずれや散歩が好きそうな地元の人、海外の方などがいますが、とても落ち着いた雰囲気であたたかい気持に包まれながら建物を鑑賞することができるでしょう。
たてもの園の西ゾーンには、吉野家(農家)、前川國男邸、綱島家(農家)などの茅葺きの日本家屋が目を引く建物が見られます。園内のほとんどの建物は建物内に入ることができ、ここでは『となりのトトロ』のメイちゃんたちが探検した昔の木造建築を堪能できます。私たちもトイレを見学した時に、メイちゃんが引っ越し先の家を探検して「トイレー」って言ってたところに似ているねと、話していました。
また、デ・ラランデ邸ではカフェが開かれており、上品なメイド服の定員さんがパンケーキや甘味などをテーブルに運んできてくれます。部屋の内部やその近くの和洋折衷の建物郡には、『魔女の宅急便』を連想するような要素があり、宮崎さんはこのようなところから影響を受けたのかなと。
和洋折衷の建物の多くは、外面的なところは様式で、寝室などのプライベートスペースはリラックスできるようにか和式が多い作りになっています。
センターゾーンには、高橋是清邸や伊達家の門などがあり、歴史好きにはくるものがあるのではないでしょうか。でも、伊達家の門は夏の間はスズメバチとミツバチの戦いが繰り広げられており、博物館側でも蜂用のトラップをそこかしこに仕掛けていますが、十分注意して下さい。
東ゾーンには『千と千尋』を思わせるような子宝湯、小寺醤油店、花市生花店、植村邸、丸二商店(荒物屋)などの建物郡が立ち並んでいます。大和屋本店ではボランティアの方が手打ちうどんの販売をなさっており、園内でおいしいうどんが食べられますよ。
一応言っておきますが、園内での水分補給は推奨されていますが、建物内での飲食はひかえて下さいね。
後世に残していく建物を保存・活用し展示していくためには、一人一人の心掛けが重要なのです。
たてもの園と江戸東京博物館は一日いても飽きない施設なので、
ぜひお休みに行ってみて下さいね!
さて、それでは今日は課題を遂行する日なので、ぼちぼちやっていきたいと思います。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。