こんばんは。
今日、一か月間ずっとやりたいと思っていたスキーのワックスがけをすることができました。何事もお手入れは大事…と思いつつ、昼間に家にいることがあまりなかったり、雨だったりして中々難しかったので、やっとの思いでした。このGW中に、今シーズンの滑りおさめをしてくるので、なんとか間に合ってよかった。ほっとしています。
さて、今日から10連休。私は今日も講義があったので9連休ですが、ちょうど疲れのピークのところでの休みで、嬉しいし力も抜けるし、キーボードを打つ手もなんだか5㎜くらい浮いています。
2年生になって、前よりも興味のある授業をたくさんとれるようになって、いろんな時代のできごとを繋げて考えることができたり、一つのことを様々な角度から見れることに気がついたりして面白いと思う反面、自分の知識の弱さに悔しくなることもあったり…。1年生の頃にもっと勉強しておけばよかった、と心から反省しました。特に、日本文学の基礎Ⅰなんかは、今更ながらプリントを見返しています。何事も基礎が大事なのだと痛感しています。それから、大きな時代の流れをつかむ力と、ある一点に注目して研究する力の、両方ともが必要なのだと思いました。まあ当然のことなのですが、この間演習発表の準備で「木を見て森を見ず」状態になってしまいました。ふと煮詰まった時は、全体を眺めてみると意外と違う発見ができることもあるので心がけたいです。
こんなあんなな感じな私ですが、2年生になって一番の発見は、風俗史って面白い!です。1年後期にある基礎演習で『萬葉集』の和歌を扱った時に、装身具から訓読(漢字をどのように読むか)を考えたい、と思ったのですが、なかなかうまく調べられず尻切れてしまっていました。しかし風俗史の授業を受けて、私が調べたかったのはこれか!とやっと見つけることができました。風俗史を勉強すると、埴輪や絹の断片から古墳時代の人が着ていたものが分かったり、当時道具がどのように使われたりしていたかを知ることができたり…それってすごいことじゃないですか、、、!文学や文字資料では、実際の形は想像するしかないのですが、埴輪とかを見るともっと具体的に分かるので、とっても感動しました。もちろん日本文学科なので、文字から読み取れることが中心ですが、風俗史だったり、他にも絵や実際の古写本といった実物から見るのも大事なんだなと感じました。
で、まあ前置きらしいものが長かったのですが、今日話したいのは、こんな日々の合間を縫って(?)舞台を見に行ったということ!!!
その舞台というのは『良い子はみんなご褒美がもらえる』です。
皆さんの知っている所でいうと、堤真一さんと、ABC-Z(どうもジャニーズらしい…)の橋本良亮くん(名前を初めて聞いたのでさっぱりです…ごめんなさい)と斉藤由貴さんが出ています。
で、私のことをよく知ってる方なら既にお分かりでしょうが、目当ては私のアイドル、斉藤由貴さんなのです!!!!!(不要なビックリマークでいかに好きかを知ってほしい)
20前後の平成生まれが一体なぜ?とか思われそうですが、とにかく彼女の天才性に憧れているのです。演技はもちろんのこと、由貴さんが作詞した歌詞は、言葉が美しく透明感があって一つの絵みたいだと思っています。
そんな由貴さん作詩の曲の中でも特にお気に入りなのが、「ブルー・サブマリン」と「いちご水のグラス」です。歌詞を全文載せることはできないけれど、この二曲は、現実世界と観念的な世界とが繋がって感じられて、現実のような美しい非現実のような、その間に挟まっているようでありながら、相手(恋人)が離れてしまう悲しみ、空虚感が真っすぐに伝わってくる。それから、海の底の鮮やかな青色だったり、いちご水の桃色がかった透明な色が鮮明に想像できるところが、彼女の歌詞の中で最も秀逸なところです。
「色」といえば、由貴さんの曲も多く作詩した松本隆さんは、その景色の色が鮮明に浮かぶ歌詞をたくさん書いています。その中でも有名なのが、松田聖子さんの「瞳はダイアモンド」の中にある「映画色の街」です。映画色なんて実際にはないのですが、私たちは自然にセピア色のヨーロッパ風の街を想像しませんか?それってすごいことだと思います。(ちなみに、松本隆さん作詩の曲の中でおすすめは、由貴さんだと「海の絵葉書」、聖子さんだと「赤い靴のバレリーナ」「時間旅行」)
これは和歌世界でも同じことが言えると思うのです。たった31字の中でどんな想像が膨らませられるか。実際に昔の人がそう思って詠んだかは分かりませんが、私たちは和歌を読んで頭の中でその景色や情景、または心情を想像することができる。言葉というツールを使って、時代や場所を超えて繋がることができるのは、本当に素晴らしいです。
話が若干ずれたけれど、由貴さんの「表現者」としての姿は、美しくて凛としているのです。作詩もだけれど、演技もその場面がきちんと立ち上がっていて、なり切る、というよりもその役柄が彼女に近づいているような錯覚を覚えてしまって、画面や舞台でその姿を見るたびに感激します。あまり上手な言い方が浮かばないけれど、由貴さんの演技は「憑依」に近いものがあると思います。
今回の『良い子はみんなご褒美がもらえる』は、その由貴さんの演技を間近で見ることができ、前ミュージカルをやっていた身としても勉強になったし、自己表現の仕方、表情全てが美しくて貴かったです。もう語り切れない魅力があります(今回は演技と歌詞について書いたけど、もちろん見た目も声も綺麗で大好き)
最後にせっかくなので、私の由貴さんコレクションの一部を公開(需要ないけどただの自慢!)(あくまで一部)
ここまで書いてみて、結局何を書きたかったのか分からない。いつも話題はっきりしなくてごめんなさい…。
GWは久しぶりにカメラを持ってお出かけする予定もあるので、次は写真だらけのブログになりそうです。国宝源氏物語絵巻も見に行くので楽しみ。わくわく。
皆さんもよいお休みを!ではでは、また。