みなさまこんにちは、てるです。
昨日は七夕でしたね。この日が近づくにつれて大学内のコンビニや、大学近くのお店に短冊をさげる笹が置かれるように。誰かが書いた短冊の内容をちらちら見てはにまにまするという、不純な行為を楽しんでいる人間がここにひとり。
私も書こうかとそわそわしていたのですが、何も思いつかないのと、勇気が出なかったのとで踏みだせず。
来年は短冊にお願いごとを書けますように、って書けば良かったのだろうか。いや、まてよ、書いている時点で目的達成できているよなそれは…。
さてさて。
ここからが本題。
七夕というと、1年に一度彦星と織姫が再会できる日として有名ですね。天の川を渡ってふたりが出会うというお話。
ただ、今回の七夕、東京では雨が降っていたのです。天の川らしきものは雲に覆われ、冷たい雨が降りしきっていたため、そもそも上空を見る心の余裕も生まれず。
でも、やっとこさ電車に乗りこめたあと、二人はおそらく出会えたのではないかな、と私はうとうと考えていました。
時間は遡りまして、高校時代。
私は地学部という部活に所属していました。部活名からだと、何をしているか想像がつきにくいですが、「天文部」と言い換えた方がしっくりくるかもしれません。空が暗くなる放課後に望遠鏡を出して、部員達と星を見ました。夏休みと冬休みに行われる合宿では、より一層星が見える山奥へ赴き、ブルーシートの上に寝転がって流れ星を探しました。
そして、地学部の一大イベントは文化祭の出し物であるプラネタリウムでした。部員それぞれが星や宇宙にまつわるネタを用意し、自作のドーム内にプラネタリウム用の映像を流しながら解説します。
暑い時期の開催ということもあり、部員はプラネタリウムを行う部室に入り浸ることが多く。そのため、他の来場者の方と混じって他の部員の解説を聞くことがありました。
その際、同級生の友達が天の川をネタにしていた時があったのです。
その話によれば、
「雨が降っても彦星と織姫は会える」
とのこと。
あの時は、衝撃でした。えっ、会えるの!?って。
雨が降ったときは、カササギという鳥の群れが現れまして(羽をバッサァと広げると大層面積をとる鳥さん)、それが橋の役目を果たすのだとか。故に、ふたりは出会えるのだそうです。
でも、雨が降りすぎて天の川の水かさが増しすぎると会えないこともあるとか(諸説あり)。七夕の日に降る雨は「催涙雨」とも呼ばれ、会えない悲しみのために流す涙とされています。
ただ、今回夜遅くになってから雨がおさまりつつあったような気がしたので、会えてるんじゃないかなあと思いました。
彦星と織姫によいしょって踏まれて重くないのかなカササギさん…と現実的なことを考えてしまいますが、1年に一度(かつ雨が降ったときだけ)だから、頑張ってくれえと応援したくなります。
久々にプラネタリウムにも行きたいなあ。
でも、まずはテストやレポートが終わってからですな。頑張らねば。
それでは、また。