保元物語

みなさん、こんにちは。ここです。

先日、七月二十一日に劇団、貴社の記者は汽車で帰社さんの「保元物語」を観劇してきました!久しぶりの観劇で、とても楽しかったです。
恥ずかしながら、『保元物語』をまともに読んだことがなくて、ストーリーをしっかり理解できるか不安だったのですが、とても分かりやすく物語を構成されていて、最初から最後まで置いていかれることなく楽しめました!古典の舞台化が好きなのでよく見にいくのですが、やはりこの手の舞台は人物関係を把握するのが大変ですよね。ですが、今回観劇した舞台では、舞台に家系図を映し出しながら説明をしてくださって、すごい!と思うと同時に勉強にもなりました。

役者さんの演技はもちろん、殺陣や演出、そして何よりラストが最高でした。皆さんも是非、貴社の記者は汽車で帰社さんの舞台、見に行って見てください!古典好きなら絶対に楽しめると思います!

古典の舞台化もそうですが、古典の漫画化とかも面白いですよね。やはり古典って難しいものと捉えられがちというか、「高尚なもの」みたいな、ちょっと疎遠された感じがあるじゃないですか。実際私も古典文学は好きですが、どこか遠くに感じてしまいがちなんでした。ですが、一年半の日文での勉強を通して、それもだいぶ改善されてきたように思います。古典文学を「古典」というフィルター抜きに読めるようになった、という感覚です。まだそこまで極められてはいないですが、普通にドラマとかアニメを見ている感覚で読めることが多くなりました。
そうなると、本当に古典って面白いなあと思います。課題のために『源氏物語』を読んで、一人で図書館で身悶えるくらいには笑 六条御息所が好きです。

私は日本文学科という環境に身をおいているので、そういう風に古典を楽しむことができるようになりましたが、古典文学に普段触れない方だと中々難しいんじゃないかなあ、とも思います。やはりそういう時に役立つのが、舞台化とか漫画化じゃないか!と思うわけです。
私のおすすめは断然『うた恋い』ですね。これで私の人生変わったと言っても過言ではありません。それから「少年社中」という劇団もいろいろな古典作品を舞台化していて、私の大好きな劇団さんです。日本の古典ではなく海外の古典とかシェイクスピアとかを扱う場合が多いんですが、この劇団ならではのアレンジというかスパイスが効いていて、死ぬほど満たされた時間を過ごせるので、是非観劇してみてください。確か、19歳までは安く観劇できたと思います!

それでは、また。