こんにちは、あかねです。今回は二次試験についてお話ししていきます。
このブログは本女生以外にも見られることを考慮し、自治体についての詳細は出せません。しかし、集団討論や模擬授業は他の自治体の人とも一緒に練習することになるため、その中で知ったことも多くあります。今回はあちこちの自治体情報をごちゃ混ぜに書いていきます。教職を目指そうと考えている高校生や1年生は、どんな試験を受けているのか雰囲気だけ味わってみてください。3年生はこの試験内容をうのみにせず、必ず自分の自治体の試験について確認してくださいね!(筆記試験が記述式から択一式に変わった自治体がありました。年によって変更される試験もあるため気を付けましょう。)
まず、前回も書いた集団討論です。これは一次試験であったり二次試験であったりします。討論の題も自治体によって様々で、具体的に出されたり、単語がポンと出されたりします。具体的なものについては、施行されている法律やその自治体の教育振興基本計画に沿う形で発言すれば良いのですが、単語で出される場合は、抽象的すぎるテーマを何かしらのポイントに絞る必要があります。また、司会が必要か否か、話し合いの結果を必ず出さなければいけないのかといった点の違いで、発言や時間の使い方にどれだけ気を配るか変わってきます。集団討論は、考えを出す、出た案をまとめる、別視点で話を発展させるといったことをすれば良いと思います。
次に論作文です。これも、一次試験で行うところと二次試験で行うところがあります。試験時間はほとんどの自治体が60分で、自治体によっては45分や90分のところがあります。字数は800~1200字です。論作文は、「序論」で持っている知識を書き、「柱」と呼ばれる本論を2つ書いた後、「結論」で何について述べたかと今後の決意を書きます。私はあらかじめ、授業の組み立て方で2本、生徒指導の面でも2本、柱を用意しています。結論も何パターンか持つと良いと教職開発センターの先生からは言われていますが、暗記するよりもその場で考えた方が書きやすいため、あえて結論のパターン化はしていません。ただ、自治体の傾向によっては「必ずこうやって書く」ということを用意した方が良いこともあります。
模擬授業の話もしておきます。模擬授業が一番、自治体によってばらつきがあるような気がします。どの単元を行うのか最初から出ている自治体は、授業の準備を完璧にしてから試験に臨むことになります。黒板に書くだけでなく、長文の場合は模造紙に書いておいたものを貼るといった工夫が必要です。一方で、試験の前に判明する自治体もあります。こちらの方が一般的です。しかし、指導案が渡されてそのとおりに授業を行うタイプや、「3時間ある単元の、1時間目の冒頭」といった条件が課されているタイプ等、自治体の特色が反映されています。模擬授業は7分~15分程度です。片付けを含む場合もあるので気を付けてください。終わった後、模擬授業やその教科に関する質問(という名の面接)がある場合もあります。自分がどのタイプなのか確認しましょう。
最後に個人面接の話です。個人面接時には、自治体の教育振興基本計画や、教育法規、教育課題、教員の不祥事、いじめへの対応や保護者への対応等、様々な質問項目があります。自治体ごとに傾向があるため、対策方法も勉強内容も異なります。例えば教育法規を尋ねられるのならば、力を入れるべきは教育基本法や学校教育法になります。ここで場面指導を尋ねられることもあります。自治体によっては場面指導だけで時間を取って実演形式で行うところもあります。「こうして、次にこうする」と答える時もあれば、実際に言う時と同じように言う実演形式の時もあります。個人面接内ならば椅子から立ち上がって実際に行動す必要はありませんが、口頭で実際に言ってみせる時は恥ずかしがらずにやりましょう。そして、個人面接は一次試験で行う自治体もありますし、2回行う自治体もあります。聞く内容を課題として出すところもあります。しかkり練習しておきましょう。
以上、二次試験を中心に書きました。一言でまとめると「自治体によって違うため、必ず調べ、自治体に合った対策や勉強をしましょう」ということです。こんな試験もあるのかと知っておけば、万が一試験内容が前年度と大幅に違っていても慌てずに済むかもしれませんが、基本的には自分の受ける自治体の傾向さえ把握していれば大丈夫です。個人的には、二次試験に受かったことで、一次試験で受からなければ二次試験に臨めないという事実を再確認した心境です。3年生の皆さん、まずは一次試験に向けて勉強を始めましょう。その知識は必ず二次試験に生きます。後悔のないようにしてください。あかねでした。