目白祭お疲れさまでした!

こんにちは、あかねです。昨日と一昨日に開催されていた目白祭が終わり、今日は後片付けの日でした。私は4年生なのでサークルは引退、日文喫茶にもお客さんとして行っただけなので、今日は大学生活で初めて休みの日でした。今年の日文喫茶に関してはいつか3年生の皆さんが書いてくださるかとは思いますが、お客さんとして行って、とても日本文学を楽しめた喫茶だったので感想を述べていこうと思います。
まずはイベントです。喫茶なのだから飲食物がメインかと思う読者の方々もいらっしゃるかもしれませんが、日文喫茶では1時間に1回、イベントが行われます。そこで、展示の他にも日本文学に触れて楽しさに気が付くことができるのです。私が土日の両日行って見られたイベントは、令和という元号に関するものと、文学作品の冒頭を読んで作品を当てるもの、小さい頃に誰しもが読んだ昔話を原典である古典作品と読み比べるものの3つでした。どれも「授業でやったやつだ!」と懐かしく思いながら解きました。稀に知らなかった作品が出てくるので、日本文学というジャンルの広さを痛感しました。
次に飲食物です。土曜日は小雨でしたが日曜日は晴れ、予想より暑くなりました。2杯目は1杯目と同じ飲み物に限り無料というのがありがたかったです。また、カステラ等、かつて文豪がどんな気持ちで食べたのだろうと思いを馳せながら食べるのは楽しかったです。イベントがない時はギターを抱えた萩原朔太郎や、芥川龍之介を真似する太宰治も見られましたしね!
最後に展示物です。作品と作者の写真があり、投票できるようになっていました。私は有名どころの芥川や太宰、石川淳に投票したのですが(2日間で3回訪れたので3回投票しました。許可も得ました)、国木田独歩や宮沢賢治、中島敦にも多くの票が入っており根強い人気を感じました。教科書で皆さんも読んできたからだろうと考えました。文学カノンですね……。展示してあった本も、光源氏が栗になっているもの等、読んでみたい作品と多く出会えました。様々な時代の日本文学と会えて良かったです。
それと、伝票が文豪にちなんだメモ帳だったのが思わず笑っちゃうほどほっこりしました。「注文の多いメモ」は最高でした。
以上、目白祭での日文喫茶の思い出でした。サークルの受付としてシフトが入っていたので日文喫茶で見られないイベントもあったのですが、とても楽しかったです。酷いわがままなのですが、このまま伝統として続いていったら良いなと思います。そして、多くのお客さんにとって、充実した日々を送るきっかけとなるような作品に出会える場となったら良いですね……!日本文学の楽しさはきっとそういう、何気ない日常の端々に表れてくるものだと信じているので……あくまで私個人の意見ですが!
それでは関わった皆さん、本当にお疲れ様でした。ご来店くださった方々、ありがとうございました。興味をもってくださった方々、是非来年ご来店いただければと思います。
あるいは貴方が次の日文喫茶のメンバーかもしれませんね!