行ってきました!東寺の空海と仏像展(と、子規庵)

お久しぶりです、あかねです。先月は教育実習に行っていたためお休みしていました。休日も授業の準備や体を休めることに専念していたので当然、国立博物館の特別展を見には行けず……しかし昨日、「たとえ混むと分かっていても最終日よりは良いのでは?」と友人を誘って上野駅へ。無事、沢山の仏像と対面できました!日本女子大学は国立博物館のキャンパスメンバーなので総合文化展が無料です。特別も割引されるので、通常1200円ですが1000円で観覧できました。本女生の今がチャンスですよ!

dav
小話ですが、森鷗外は大正6(1917)年に帝室博物館総長兼図書頭(ずしょのかみ)に任命され、大正11年に亡くなるまで在職しました。特別展が行われる平成館の前にはこのような案内が見られます。

展示は全4章から構成されていて、第1章では絵や仏具についての展示でした。空海さんの像や「真言七祖像」というお坊さんたちの掛け軸、毘沙門天や閻魔天、梵天等の十二天を1人ずつ書いた12幅、インドの武器をモデルにしたとされる五鈷杵(ごこしょ)等々、金ぴかの法具や仏の絵が多くありました。
第2章は曼荼羅や、菩薩・明王の絵の展示です。「両界曼荼羅図」はものすごく大きかったです。極彩色とは言えないまでも、かなりはっきりと色が残っていたので、仏の世界の想像がかき立てられました。菩薩や明王の絵は、他の寺で見るものとはやはり違っていて面白かったです。他にも如来・菩薩・明王・天の違いが分かりやすく書かれていました。如来は悟っていますが菩薩以下はまだ修行の身なんですよ!
第3章には、お面や天皇の書状が展示されていました。第1章でも見た十二天や、迦楼羅(かるら)・阿修羅のような八部衆のお面が中央にずらっと並んでいました。仏教に影響を受けた天皇の書状としては後宇多天皇と後醍醐天皇がいました。ここで座って休憩してから、平成館の残り半分、第4章に進みます。
第4章では、沢山の仏像が展示してありました。東大寺の大仏のような安らかなものの他、起立した状態で手に何かを持っているようなものもありました。特に明王系の仏像は、怒りの力で悪を滅し救済するために顔もポーズも威圧感たっぷりです。そして!今回は!なんと!写真を撮っていいとする像がありました!
mde
帝釈天騎象像です。字のごとく象に乗っている帝釈天の像です。かなり大きな像で、立派でした。この部屋は、総勢14体の仏像が帝釈天の方を向く形で立っていたので荘厳、壮観でした。如来や菩薩の坐像と、明王の立像が並んでいました。その中でも印象に残ったのは降三世(こうざんぜ)明王立像です。足の下にシヴァ神とその妻ウマーを踏みつけています。シヴァ神の妻ウマ―は一度亡くなるのですが、ウマーの生まれ変わりであり二番目のシヴァ神の妻となったのがパールヴァティーです。日文科目にある「中国思想史」の授業でシヴァとパールヴァティーについてレポートを書いたので、このような場所で踏まれているシヴァ神を見るとは思いもよりませんでした。
この後は常設展を軽く見てから上野近辺で昼食を取り、子規庵へ向かうこととなります。

上野駅と鶯谷駅の中間に国立博物館があり、鶯谷駅と日暮里駅の間に子規庵があります。歩いていける距離なので、友人と駄弁りながらのんびりいきました。ちなみにこの友人は今までの記事で出てきた「友人」と同じです。基本的には友人と言っても同一人物なので不思議な気持ちです。ちゃんと他にも友人はいますよ!本当です!
友人を子規庵に連れてきたことはなかったので、わくわくしながら中へ。
sdr sdr

初夏ともあって緑が豊かな庭で、寿命も近いのか、モンシロチョウが1匹で危うく飛び回っていました。一句詠んだものを投句箱へ。初めての俳句の応募です。その直後に2匹のアゲハチョウが飛んできて、モンシロチョウは庭の端に追いやられてしまいました。今度は詠んだものを別の投句箱へ。来月か再来月には子規庵に貼り出されていることと思います。東屋のところの掲示板に俳句の短冊が貼られているので、もし子規庵に来た記念で歌を詠んだら投句してみては?

sdr
子規庵の傍にある羽二重団子本店がリニューアルし終わりました!先週は夏目漱石のアンドロイドが来ていたようで……私も見たかったです。早速帰りがけに行ってみると、なんと本店限定の「漱石セット」が!「子規セット」は支店にもあるもので焼き団子1本とあんだんご3本なのですが、「漱石セット」は焼き団子1本と猫ちゃん最中(しずくあん3つ入り)でした。両セットとも、夏目漱石の作品や、正岡子規が実際に食べた量に準じて作られています。ルンルンしますね。猫ちゃんがこれまた可愛く、たい焼きは頭から食べる派の私でも躊躇しておしりから齧りました。とても上品な甘さで美味しかったです。
かくして博物館めぐりは終わりました。楽しく美味しい旅でした。また行きたいですね!特に国立博物館はキャンパスメンバーの内に沢山行きたい!そんな思いを胸に、6月は森鷗外記念館の特別展「一葉、晶子、らいてう―鴎外と女性文学者たち」(鴎の字は原文ママ)に行きたいなあとぼんやり考えるのでした。私は記念館や文学館の回し者かな……?以上あかねでした。