こんにちは! むーです。
この間、初めて神保町の古本屋に行って来ました。
今まで、資料は図書館に行けば集まるだろ、と自分の手元に置くことにはあんまり興味が無かったのですが、いや、いざ目の前にしてみると、その、なんていうか浪漫の圧が。
だって、帯がついてる。発刊当時の帯が。
カバーも付いてる。図書館では取っ払われてるカバー、こんな装丁してたのか。当時のいわゆる愛蔵版が、本当に宝物にしたくなるような丁寧さでデザインされていることを、私は初めて知りました。
書き込みのある本もある。価値は下がるみたいだけど、誰のものだったかもわからない、なぜ手放したかもわからない戦前、大正、明治の本、それにもとどまらない江戸以前の和本の数々が、今こうして、目の前にずらりと置いてある。めちゃめちゃに素敵じゃないですか。
しかもそれが手に取れて、買える。私が買っていいものなのか、と正直思うけれど、なんならワンコインとかで買える。すごい……
はじめての神保町散歩ではただただ圧倒されて、何も買わずに帰って来ました。ほしい、と思ったものはあったし、手持ちもあったけれど、なんというか、ものすごく緊張してしまって。
次行くときには慎重に慎重に吟味して、何か私がその本の歴史の1ページになっても、ちゃんと意義を残せるような本を探して、買ってみたいと思ったのでした。
いやはや、すごいぜ神保町……古本を買う勇気が持てる日が来るのがいつになるか分からないから、なんというか、募金させてほしい。この町の、この文化がずっと続いていくといいなと、素朴に感じました。
ああああそうそれから、全然関係ないのですが、わたしブログタイトルつけるときめちゃ悩んでしまうんですね。
どうしよ~~って悩んで内容から連想ゲームして、大抵好きな曲のタイトル・歌詞を持ってきがちなんですか、今回も中学生のころ好きだった『女学生探偵ロック』の記憶を掘り返して曲名を持ってきました。『神保町遊歩』。
インストのみの曲なんですけど、すごく好き。あの曲のタイトルにあった神保町を実際に尋ねた、みたいな感慨もとてもありつつ。
今日はこの辺で失礼します。そいじゃまた! お相手はむーでした。