狂言はやっぱり和泉流野村家が好き

2月ですよ皆さん。信じられますか。
私の体感ではまだ11月頃なのですが…おや…??
時の流れは早いね、ってこと。
どーも、ゆりです!
テスト期間終わりましたね!
大学生活最後のテスト期間。
なんだかんだで聴講が多かったので、結局テスト期間も元気だった私です。
これから長い長ーい春休み!
4年生にとっては恐らく最後の超長期休暇ですよ。
満喫したいものですね。
さてさて、そんな感慨に酔うのはまた後日。
本日は久々に舞台鑑賞のお話を。
30日にね!行ってきたよ!!
狂言!
と言っても個人的に行ったわけではなく、私の所属する日本語自主ゼミで行ったのです。
所属といっても、卒論でばたばたしてたりしてほぼ幽霊状態でして申し訳なかったのですが…(´ω`;)
狂言の会ということで、演目は3曲すべて狂言!
狂言のみってあまり観る機会がないので、かなり新鮮でした。
というか、時間の経過が早く感じる?
三曲観ても、あれ?もう三曲?みたいな。
能を三曲観たら結構疲れるのに。
こんな所でも狂言と能との違いを感じられるとは思わなんだ。
さて、内容! 
特に面白かったのは、メイン的な位置にあったであろう、「唐人子宝」。
なんといっても、まず、野村家。
万作さんと萬斎さん。萬斎さん。生萬斎さん。
かっっっっっこいいいぃぃぃぃぃ!!!!!
席が脇正面の端だったので、橋掛かりを歩くお姿なんかも間近で観られてしまってもう、もう、もう!
久々の生萬斎さんは非常に麗しゅう御座いました。
おなかいっぱいです。ありがとうございました。
…と、いうのは表面的な感想(笑)
中身も勿論、とっても面白かったですよ!
ある唐人の男の元に、唐からはるばる彼の息子達がやってきた。
唐人の男は喜んで、日本での息子達と共に、しばらく唐へ戻りたいと暇乞いをする。
しかし「一度日本に来たら、国外に出てはならない」という大法があってさあ大変!
唐人の男も息子達も帰れない。ナンテコッタ!
みんなで泣いて泣いて訴えると、主も思わずもらい泣き。
心うたれて、唐への帰国を許すのです。
喜んだ一同は、唐人の息子達が唐から持ってきた宝を運び出し、主に見せる。
どれも非常に素晴らしい品!
喜ぶ主に唐人の男と息子達は、さらに感謝の意を表して唐の舞を舞うのです。
めでたしめでたし!
話としてはこんな感じ。
どこが面白いかって、これは正直、観ないとわからない!笑
と言うのも、唐人の男と息子達の会話、唐の言葉で行われるわけです。
でも勿論デタラメ。
それっぽい発音で言ってるだけ。
よく中国人キャラが○○アル!って喋ったり、韓国人キャラが○○ニダ!って喋ったり、って感覚に近いのかな。
それがもう、なんとも面白い!
そして白髭付けた万作さん、非常にお可愛らしい。
これは人数もかなり多いものですし、公演は稀だそう。
国立能楽堂でも演じられるのは二回目なんだとか。
そんな貴重な機会に観ることができるなんて!
幸せですな(*´ω`*)
まぁそんな感じで、非常に楽しい一時でした!
学生料金のうちに、もっと色々能やら狂言やら観ておきたいですね。
最後に一言。
萬斎さん、年々声に深みと色気が増してって本当けしからん。すきだ!
次回もどうぞよろしく。
ゆりでしたー(●´ω`●)ノシ