ふるさとのお祭り

こんにちは!
暑い夏のような日々もひと段落して、やっと秋めいた陽気になりましたね。ブログでも夏嫌いと豪語している私ですが、いつも夏の終わりは少しばかり寂しくなるもの。でも今年は、秋になってからもあまりにも暑すぎて、全く感じられず…。地球温暖化なのかしら。四季がなくなっていくようで悲しいです。

 

さて、今日は私が毎年参加している、地元のお祭りについてお話したいと思います。
私は幼い頃からずっと母の実家に住んでいるのですが、私の地元の神社は毎年9月に例祭があり、町会では御神輿が出ます。母の地元ということもあり、私は3歳くらいの時から、周りのおじさんおばさんに連れられて、子ども神輿や山車に引っ付いていました。小学生になってからは、私も夕方の大人の御神輿にも行くようになり、御神輿にのせてもらったことも何度かありました。

今はお祭り以外でも、春の桜のおまつりのお手伝いや、夏の盆踊りの司会などを経験させてもらって、自分にとって地元の方々は大切な存在で、かけがえのない場所になっています。

私にとってこの地元のお祭りは、御神輿は一年の中で一番大切、といっても過言でないくらい、すごく気合の入っていることですし、大事にしたいことです。御神輿と聞くと、怖いものだと思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、大きなお祭りの御神輿はとっても激しいものもあります(実際に担ぎに行った時、目の前で喧嘩が起きたことがありました汗)。でも、地元の御神輿は、小さい頃からよく顔を知っている方ばかりで、皆さん優しくて笑顔で地元愛にあふれているので、楽しく担ぐことができます。
掛け声を掛け、皆で汗をかきながら町内を一周して担ぎ終わった時の達成感や盛り上がり、そしてちょっぴりの寂しさは、何にもかえがたいです。
また、私は中学生の頃から子ども神輿の先導もしていて、お祭りの二日間はずっと外で歩き回っています。お祭りは9月の始め頃にあるのですが、まだ真夏並みの気温の時もあり、昼は暑さとの闘いになります。先導をしている時は体が御神輿と向き合っているので、ずっとバックして歩かなければならず、時々ふらふらになってしまうのですが、それでも一年に一回、子どもたちの元気な顔を見られるのがほんっとに楽しみです。私が「わっしょい」と声をかけると、続いてみんなも一生懸命に声を出してくれるので、私の方が毎年元気をもらっています。

二日間、いつも住んでいる街を改めて御神輿を担いで回ってみると、色々な発見もあります。いつの間にか新しい建物が建って、随分と景色が変わってしまったなぁと感じることもしばしばです。そして何より、人生の先輩である町会の方々の背中を見て、たくさんのことを学んでいます。二日間が、本当にあっという間で、いつも最後終わるのがとても寂しくて、名残惜しいです。終わった後、直会(神事の後のお食事)でみんなで楽しく話していると、夏の終わりの涼しい風が吹いてきて、ああ夏も終わりだなぁと思って、なんだか感傷的な気持ちになります。いやだいやだと思っている夏ですが、結局好きなのかもしれません。

私にとって、地元は心のよりどころであり、ふるさとだと思っています。もうすでに来年のお祭りが楽しみでなりません!
皆さんも、もし家の近くでお祭りがあったら、ぜひ覗いてみてくださいね。

ではでは、また!