たまには真面目に語ろうと思うよ。

ごきげんよう。えりこです。
ちょっと前にしょうこ先輩が「お嬢様」と言ってくださったので、調子に乗ってごきげんようって言ってみました。えへ。
でもね、私がお嬢様なのはお洋服だけですのよ。中身はただの庶民でしてよ。
ただいま愛媛に来ております。久しきかな我が故郷。都会のビル群に慣れた目には、山々の緑がとても優しいです。
数年ぶりにいとこにも会ったのですが、最後に会った時よりかなり成長してました。背は伸びてるし、二人とも運動部だから体つきががっしりしてるし、一人は男の子だから声も低くなってるし。とっくに成長をやめ、とうとう後退を始めた私(身長が一センチ縮んでました。泣きました。)とはエライ違いです。年齢の差を激しく感じます。若いってスバラスィー。
「未成年のくせに何を言う!」と怒られそうですが、最近サークルの準備体操が辛いのですよ……肩伸ばしとか回旋とかをやると全身が悲鳴を上げるのですよ……前はこんなこと無かったのに。歳ですわ……。


これちゃんとたためてる?たためてます?
……あ、出来てますね。良かった。
さてさて、ここからが本題でございますですよ(キラーン)
カテゴリーはご覧になりました?今回のテーマは「」ですよ!でも堂々と語るのは恥ずかしいからたたんだのですよ!私はあゆみちゃんほど肝が据わってないからね!
今月末に我々日本女子大学合唱団も出演させていただく演奏会がございます。その中で松下 耕先生が作曲された「女声合唱とピアノのための 『愛の詩集』」を歌わせていただくのですが、本当に素敵な曲集なので、わたくしめの個人的な歌詞解釈と合わせて(←)ご紹介させて頂きたく存じます。
1.『どこかに』(クリスティナ・ロセッティ 高見順 訳)
 ――「どこかに かならず いらっしゃる わたしの愛に答えてくださるかたが」
 運命の人を待ち望み、恋に恋する少女の歌。いつ来てくださるかは、分からないけれど。
2.『馬来乙女マニヤナの歌える』(イヴァン・ゴル 堀口大學 訳)
 ――「あなたに知っていただいて あたしは初めて自分を知りました。」
 恋を知った乙女の喜び。初恋は、少女を女に豹変させる。
3.『四月のうた』(谷川俊太郎)
 ――「そしてふたりが余りに近いとき 私はひそかにあやぶむ」
 恋の、愛への変遷。愛し合う恋人達は、別離の日を恐れる。
4.『一詩人の最後の歌』(ハンス・クリスチャン・アンデルセン 山室静 訳)
 ――「ただ私を運んで行け、お前、強い死よ」
 死期の近づく男の絶叫。死と愛は永遠に。
以上四曲を、女子大生約100名で歌います。ちなみに指揮者の先生も伴奏の先生の女性です。女の心情を歌うのは女でなければ。
四曲とも詩も曲も素敵すぎて正直どれもおすすめなのですが、強いてお気に入りを挙げるなら二曲目の『マニヤナ』でしょうか。音程やリズムに慣れるまでは大変なのですが、歌えるようになったら楽しいのなんの。歌っている間はちょっと高慢な女の子になれるのも魅力かもしれません。
また、全曲の伴奏も「歌詞がなくても曲として成立するんじゃないか」と思うくらい素晴らしいので、興味を持たれた方は是非是非聴いてみてくださいませ(*´∀`*)
えりこでした!
出典 松下 耕『女声合唱とピアノのための 『愛の詩集』』(カワイ出版、2004年)