「月がキレイですね」と言える男子 求ム

 やぁやぁお久しぶりですね、読者のみなさん。(思いっきりカメラ目線) 自己紹介をする、しなければならない季節になりまして、今年も数多の黒歴史をつくりました あゆみです。
さて、「新劇場版 ヱヴァンゲリヲンQ」のDVDが近々発売ということで、私お気に入りのキャラ:碇シンジくんについてちょこっとゴリ押し。しかも、なぜかLOVEのジャンルで。(単純に増やしたいだけ) 彼について特に文字数を割きたいポイント、それは《彼の日常的な性格》に関するネタであります。
 シンジくんがミサトさんやアスカ、レイにけちょんけちょんにされる場面をご覧になった方はハイ、挙手。うーん、ちょっと少なくてかなしい。まあ、地上波で放送していたバージョンではよくある風景でした。もはや景色。その解説はさておき、彼の性格をざっくりいうと……「普段はヘタレだけど、大事なときはちゃんと行動できてかつ頼りになる、んで気持をちゃんと言葉で表せるコ、ヘタレだけど」といった感じ。あまりざっくりしていないかしらん? 兎も角、この性格がドンズバにどツボなため、私は彼を応援しているのです。しかしこのキャラ、異様に既視感 ありません? なくてもあるって言ってください。(←何様)
 
 このように巫山戯たキャラ分析の最中、真っ先に思いついたのは「宮部みゆき」でした。思い起こせば、宮部女史の著作(現代のミステリー作品に限る)にはこのキャラが必ずといっていいほどいるんです。具体例、いきまーす。
①日下 守 『魔術はささやく』
②稲村 慎司 『龍は眠る』
③花菱 英一 『小暮写眞館』
④塚田 真一 『模倣犯』
パッと思いつくだけでこのラインナップ。興味が湧いて、読んで頂けたら本望。さて、共通点はというと「中学生以上大学生以下」「前述のような性格」「あまり他人には言いたくない過去・秘密・能力がある」です。作者も読者も面白く思える、普遍的なキャラ設定ということでしょうか。宮部女史の好みという可能性も捨てきれませんが。そして、どれも碇シンジくんにかぶる(気がする)部分があります。女性陣にやられっぱなしだけど、有事には火事場の馬鹿力を出せちゃうっつー。なのに、その当時のことを振り返って「僕はなにもしていないよー」なんて優しく笑っちゃう、謙虚な面が目立つ。母性本能を一番効率よくくすぐれるタイプである、と断言。こんなヤツに限ってさらっと「月がキレイですね」的な発言を言えちゃったりするんですよ!
 こんな男子、落ちていませんかね?
 某女史(女傑?)の著作あとがきにもあるような本音ですが。
 宮部みゆき作品のほかにも出てくる出てくる。筆頭株はやっぱりコレですな。「サマーウォーズ」の小磯 健二くん。彼も典型的なシンジ君タイプといえましょう。一同がパニックになる中で一人「まだ負けてない」と一念発起→なんかまあ色々あって最後は鼻血を出しつつ「宜しくお願いしまーっす!!」と絶叫。こりゃあ、シンジくん的ですね。もっと具体例を出そうと思えばいくらでも、という気分ですが、あんまりやると胃もたれ気味になるので自重。(知りたい方は あゆみまでご一報を。止められるまで延々しゃべり続けます)
 うーん、イチ押しキャラの分析でどうにか収拾しようと思っていたのにこの為体。最後にはちゃっかり本音まで書いてしもた。そこは右から左へ流しつつ……こんな半・草食系男子、イイと思いません? 理想のヒーロー像には物足りないけれど、そばに居て応援したくなる。大分庶民的でお手頃なキャラだと思うんですけどねー、今のところ理解してくれた人間は4人だけです。
 さてさて、現在の あゆみは、というと……5限終わりが続いて疲れ気味・ローテンションですぅ。それ故に微妙な加減で不完全燃焼ではありますが、今日はこのあたりで指を置くことに致しましょう。
お相手は あゆみでした。