じわじわ、染み入る。

台風が来るのか来ないのか、毎日寝坊して天気予報を見逃してしまっているためよくもわからず、傘を手放せない日々を送っています、なほです。大雨が降ると気温が下がるので体温調節が難しいなぁと。すっきりした天気が恋しい日々です。
先日石井先生に講習会を開いて頂いた鑑賞会、本日行って参りました!狂言「千鳥」と能「鉄輪」を鑑賞したのですが、どちらも本当におもしろくておもしろくて、今回の演目を勧めて下さった石井先生には感謝しかありません。
以前狂言を観た際にも思ったのですが、今でいうコントが、昔からあったのだなぁという印象で、太郎冠者の動きや軽快なやりとり、声につい笑いがこぼれました。今回の席は脇正面最後列にあたるグランドボックス席だったのですが、揚げ幕の奥に戻っていく演者さんの声が最後まで反響していて、それもまた味わい深かったです。
「鉄輪」については始まりからぞわぞわと緊張しながら観ていたせいか見どころでうとうとしてしまって、たのしかった半面、そこを見逃してしまったことが悔しくてなりませんでした。これは…機会があったらまた行くしか…!という気持ちでいっぱいです。こうして人ははまっていくのかな……(遠い目)馴染みやすい演目であったこともあってか、今日の客層は比較的若かったように感じ、それもまた新鮮でした。以前行った時は正面席だったので、脇正面においてまっすぐ見える謡の方々の凛々しさにもときめいてしまったり。
なんだかとても充実した鑑賞会でした。こんな風に何度も宣伝し、たのしい!観るべき!とこちらで宣伝しているわたしですが、能のような芸術にしっかりと触れるようになったのは大学に入学してからの話です。興味を持つのに早すぎることも遅すぎることもないのだなぁと思います。後期にも鑑賞会は開催されますので、興味をそそられた方はぜひ、ご参加ください!
興奮さめやらぬせいか、どうにもまとめることができないのが歯がゆいです…。以上、なほでした*