おはようございます。かつーんです。
早いもので、ブログ部に参加し始めてからあっという間に1年がたちました。
うっかり投稿ボタンを押し忘れて、明朝に慌てて再投稿し直すというミスをやらかしたこともありましたが、1年間もやってきたのだと思うと、何だか感慨深いものがあります。
新しいメンバーが入ってきたこともありますし、また気分を一新して頑張って記事を書いていこうと思います。
さて、今回はある番組について取り上げたいと思います。
皆様は「100分de名著」というNHKの番組をご存知でしょうか。
『古事記』や『徒然草』といった古典から『こころ』や『銀河鉄道の夜』といった近代作品、『論語』『星の王子さま』など本当に古今東西の様々な作品を取り上げて、毎週水曜日の23時から25分間、4回に渡って分かりやすく解説する番組です。
(過去のアーカイブスやひと月の予定はこちらから見られます)
1月は『風姿花伝』を扱います。
『風姿花伝』は、世阿弥が30代後半に子孫の為に書いた伝書です。
演技論や芸術論が書かれているのですが、能を次代に教える姿勢などで現在にも通ずる所の多い教育書のような側面を持っており、番組では「人生論として読むことが出来ます」と紹介しています。
ただ、1回目はいきなり『風姿花伝』について切り出しても分からないので、能の誕生や世阿弥についての説明がありました。
1回目だけを見て思ったのは、「なんて授業のダイジェストなんだ……!」でした。
今年私は、古典文学講義Ⅲと古典文学特論Ⅰの授業を取っています。
どちらの授業でも能について取り上げることがあり、そこで能及び世阿弥について多くの知識を教わりました。
(今年の古典文学特論Ⅰは『平家物語』の能についてやっているので、「取り上げることがある」というよりは「扱っている」と言うべきですね)
これらの授業を受けている人がこの番組を見たら、今までの授業を総ざらいしたような番組だと思うに違いないと思います。
これらの授業を受けていない人でも、十分授業の内容が分かるのではないかと思うくらいに濃いものでした。
ただ、世阿弥の苦労人ぶりがいまいち伝わらないのは残念に思いました。
メインは『風姿花伝』であり世阿弥ではないので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、自分の一座を守る為に必死に手を尽くした結晶の一つが『風姿花伝』なので、そこにもう少し触れてくれても良いかなぁと思いました。
とは言え、『風姿花伝』が伝書でも自分の子孫に向けてのものであることにはしっかり触れていたので、十分なのかもしれませんが。
昨日は2回目をやっていたのですが、うっかりしていて見そびれてしまいました。
来週の水曜日の朝に再放送をしているそうなので、録画して続きを見たいと思います。
ホームページでも過去のものが見られるので、皆様も見てみては如何でしょうか。
「能の授業はこういったことを学べるのか」ということもよく分かると思います。