ハマっている漫画

どーも!さえこです!
昨日の春一番、凄かったですね。私の所属する書道研究会サークルは、春合宿のために、大学で段ボールを運んでいました。あの強風は我々の行く手を阻む「敵」であるとしか思えません(笑)
さて、本日は私の最近ハマっている漫画をご紹介したいと思います。
井上雄彦『バガボンド』(モーニングKC.講談社)
原作は吉川英治の『宮本武蔵』です。原作をまだ読んだことがない人でも、宮本武蔵の物語を楽しむことができる漫画です。もちろん「そのまま」ではなく、オリジナルな設定も含まれています(佐々木小次郎が聾唖であったりします)。「バガボンド」は「放浪者」という意味です。バカとかじゃないですよ(たぶん…)(笑)
井上さんの画力は素晴らしいです!彼は『SLAM DUNK』(ジャンプコミックス、集英社)や『リアル』(ヤングジャンプコミックス、集英社)など、細やかな筆致でリアリティーのある作品を産み出しています。『バガボンド』には墨絵が描かれており、味のある作品となっています。
大人向け、チャンバラものですので、少々エロやグロテスクな表現があります。苦手な方には残念ながらオススメできません(^-^;あしからず…。
私は29巻が特に好きです!宮本武蔵が七十人斬りの後、足の負傷によって闘えなくなってしまいます。行く末を悩む中、僧である沢庵が、「天」について武蔵に語りかけるのです。そして、少しながら希望を得る武蔵…。剣や仏の道に生きる者の苦悩と再起が描かれています。この場面から、人が「祈る」意味を考えさせられました。
「それぞれの生きる道は 天によって完璧に決められていて それでいて完全に自由だ」(29巻257話「矛盾」)
「天」の思想は、中国思想と深い関わりを持っています。また、日本の仏教とも切っては切れない関係があります。そのひとつの側面が、この漫画に表れているのです。
難しい話はこのくらいにしましょう(笑)
この『バガボンド』では、武蔵と恋人「おつう」との関係も気になるところです!相思相愛ながら、なかなか結ばれることのない二人。とてもじれったいですね(笑)宿敵である小次郎との決闘もどうなることやら。
まだ完結していませんので、今後の展開が楽しみです!興味のある方にはぜひ読んでいただきたいですね!(^^)
さえこでした!