こんばんは。かつーんです。
台風が少しずつ東方面に寄って来ていますね。
慌ただしかった夏期講習も一息ついたので、被害が酷くなりそうな今日を家の中で過ごせるのは僥倖だったなぁと思います。
とはいえ、レポートがほぼ手付かずの状態であることは前回の記事を書いた時から変わっていないので、口惜しいことにのんびりだらだらしていられません。
夏期課題の無い弟が心底羨ましいです……。(´・ω・`)
さて、今回はある番組について取り上げたいと思います。
皆様はテレビ放送大学をご覧になったことがあるでしょうか。
私も普段は全く見ないチャンネルなのですが、今「和歌文学の世界」という番組(授業と言うべき?)が放送されています。
古代から近代までの和歌の変遷を辿り、和歌の全体像を把握するという流れです。
この番組は今年の春先くらいに放送されたのですが、その時は録画と自分の都合が悪くて見られませんでした。
一昨日から再放送していることを母から教わり、慌てて見始めている次第です。
なお講義概要には、
「日本文学の根幹とも言える和歌について、総合的に学び、理解を深めることを目指す。それと共に、和歌文学を学ぶことによって、長い伝統を持つ日本文学を貫いて存在する本質を洞察する。古代から現代まで、1300年以上にわたる長い和歌の歴史の中で、和歌の表現や和歌に託された人々の心はどのように変遷し、どのように深まってきたのか。著名な歌人、名歌や秀歌、勅撰和歌集、歌物語、歌論など、さまざまな角度から、わかりやすく、かつ具体的に講義する。現代社会を生きるうえで、ぜひとも身につけておきたい日本文学の教養基盤を、和歌を通して提示する。(本文引用)」
とあります。
第1回は「歌枕の世界」という題で、歌枕について取り上げていました。
歌枕の時代ごとの使い方や認識の違いなどの講義でした。
例えば、桜で有名な「吉野」は『万葉集』が編纂された上代から南朝時代まで詠まれています。
特に『万葉集』では、柿本人麻呂の吉野讃歌のように桜の名所という印象が強く表れている詠み方がされています。
しかし、『古今和歌集』になると物寂しい隠遁の地のような印象を受ける詠み方がされているのです。
更に『新古今和歌集』では『古今和歌集』に収載された坂上是則の和歌を本歌取りして詠んでいるという例もありました。
また山に着目して詠んだこともあれば、川に焦点を当てたなどという話も聞けました。
吉野讃歌は日本文学史Ⅰ(上代)でも扱われたので、少々懐かしい気分に浸りながら解説を聞いていました。
それと同時に、近しく感じる上代と中古(平安時代)とでも随分と印象が変わってしまうことが面白く感じられました。
一口に平安時代といっても、六歌仙が活躍した頃と『源氏物語』が書かれた頃とでも100年近い隔たりがあるので、印象が大きく変わるのも当然と言えばそうなのでしょうが。
歌枕については、後期に歌枕を扱った特別講義を取る予定でいるので、その時に少しでも役立てば良いなぁと思います。
今後の講義では、和泉式部や『伊勢物語』『源氏物語』の和歌をも扱うそうなので、今から楽しみです。
ただ1つ残念な所があります。
それは、教授の話し方が非常にゆっくりなことです。
聞き取りやすさを重視して、敢えてそのようにしているのでしょうが、ゆっくり過ぎて2倍速でも十分聞き取れる程なのです。
もう少し速く話せばメリハリがついて良いだろうにと思うものの、多分それは不可能なので、2倍速で見続けたいと思います。