いよいよ明日は卒業式。
センチメンタルけいとです、こんばんは。
…とは言え、「卒業」だなんて実感が全くありません。わかっているつもりでも、また4月から学校に行ってしまいそうで…困ったもんです。まったくね。
「日本文学科(この場合特に古典文学を指すと思われる)で学んだことは将来的に役に立たない」
自分が大学に入って初めて、世間的に日本文学科がそのように思われていることを知りました。笑
幼少期から、私にとって大学は「自分の好きな学問を好きなだけ学べる場所」という認識でした。そしてその「自分の好きな学問」はあくまで文字通り「自分の好きな学問」であり、「将来社会に出た時に役に立つかどうか」で選択する気などさらさらなかった私は、そのような評判など考えてもみなかったんですね。
でもそれで良かったと思っています。
何かと「即戦力」が求められる昨今。それでいくと確かに経済や経営、英文、理系(詳しくなくてざっくりすぎる)などは社会に出た時に強いと思います。
では日文はどうか。
古文やくずし字が読めたって、会社の書類は現代文なのだから役に立つ訳もなし、和歌を読み解くだの、登場人物の心情を推し量るだの、文章中に何度も出てくるこの物体Aは一体何の表象かだの…挙げてみれば「ほら、やっぱり役に立たないじゃん!」と言われてしまいそうです。笑
確かに、研究内容としてはそうでしょう。
でも研究のプロセスは絶対に役立つはずです。
多くの文献資料を集める→多くの研究者の意見を把握する→その中で自身の考えを確立する/新しい切り口を探す→それを補足するための資料を集める→……
ね?この作業って社会に出ても必要そうじゃありません?
「こんなのどの学科だってやってるよ!」って言われたら、もうそりゃそうなんですけど、日文って、たった一語に注目して、その一語を抽出するために『源氏物語』五十四帖を読み切るとかいうことがザラにあるので、「執念」だけはどの学科にも負けないと思います!!!(無理矢理感あるなぁ。笑)
…とまぁここまで社会に出たこともない青二才がごたごた言ったわけですが、簡潔に言えば、
役に立たなくて何が悪い!4年間自分の好きなこと学んだってええじゃないかー!!
ってことです。笑
どうせ4年間しかないんです。だったら自分の好きなことを好きなだけ学んだ方が、「将来」というものを大きく見た時に、必ずや財産になると思います。
私の4年間。
学問に励んだことは勿論、先生や友人にも恵まれ、本当に充実していました。
日本女子大学、本当に大好きです。
この大学に入学して良かった。
心からそう思っています。
4月から社会人。
大好きな大学の名に恥じないよう、これまでにご卒業された素晴らしき先輩方に仲間入りできるよう、新生活頑張ります。
今までブログを読んでくださった方々、ありがとうございました!
そして日本女子大学、素敵な4年間をありがとう!
*けいと*