無題 第36弾 ~ 「リア」には「ディゾン」でも可 ~

♪ 日焼けしたみたいに心に焼き付いて

君の姿をした跡になった

ひまわりが枯れたって

熱りがとれなくて

まだ消えずにいるよ

瞼の内側で君を抱きしめると

心臓の鼓動が

僕に襲い掛かってくる

 

Mr.Children

「少年」より

 

 ごぶさたごぶさたごぶさたぁぁぁぁっと、会う人皆々様に言ってばかりいて、脳内で「ごぶさた」が既にゲシュタルト崩壊しております あゆみ ですごぶさた。

 今回は日本国民の?人に一人は好きだといわれるMr.Childrenのアルバム収録曲から歌詞載せ。あんまり有名ではないのですが、私の中における「独断と偏見で選ぶMr.Children番付」だったら、ダントツの二位にランキングされます(最上位は言わずもがな……既出)。私はこの曲をかける度に、二つの原風景(のようなもの)を思い出します。

一つは那須田淳『一億百万光年先に住むウサギ』(2007年度読書感想文の課題図書・中学校の部に列挙されていた記憶がある方もいるのでは?)のイメージ。主人公の少年(名前忘れた)を、「どんな名画よりも美しく」「君を模写したい」と素で考えちゃうような、ナチュラルボーン・タラシ美術少年だと、初見から思って→そのイメージを裏切られない読了感だったから……というのが一つ。「ドアをノックされる」部屋に閉じこもった「君」=その本のヒロイン:慧ちゃんだと思い込みやすかったことが一番の要因だとも考えられますが。

※顔面補正は『東京喰種』の金木くんと董香ちゃんで。そこんとこ宜しく頼みます。

 もう一つは、主題歌として採用されていた『バッテリー』のドラマ……主人公:巧の顔面補正は映画版の林遣都さんの方が容易なので、 あゆみ はそっちで。あのストーリーの端々に、サビでも読み取れる「無我夢中で誰かに恋焦がれている初恋」にも似た、もどかしさと青臭さと、ジリジリと焼かれているような熱の残像を見つけてしまうのです。

蒸し暑くなるとこの曲を思い出すのは偶然ではない。私は足掛け七年に渡ってそう思っています。

 

 

 そんなこんなで本題へ。

教育実習中、国語担当が一人っきりだったため、今まではあまり交流がなかった他大学・他学部・他学科の元同級生たちと悲喜こもごも、喜怒哀楽様々な感情と体験を分かち合いました。そんななか言葉をこねくり回す体質である(らしい)あゆみ にリア充の実習生から一つ、依頼がありました。

 

「好き」という語を言い換えてくれ

 

……だとな。リア、に続く言葉には迷わず「王」を選ぶ自分にはなんと不釣り合いなミッションなんだ。なんでも「どうせ三週間彼氏ほったらかしだから、今のうちに言葉をストックしておこうと思って……////」←ちょっと待てそこ照れるとこじゃないだろ!!!

 

 ここまでの段取りはともあれ。「好き」を言い換えるのは難しい。「月が綺麗ですね」「傾く前に出会えてよかった」「死んでもいい」というのは使い古されている……というのもあるんですが(その依頼した)彼女曰く「理系の自分には、その言葉チョイスがわからん。そこから教えてもらえないと困る」と。\マジか/

 

その場では当たり障りのない(くらいに無難な)台詞をいくつか提案→採用されました。まぁ、ひと月も経っていないのにもう忘れているということは、そこまで完成度が高くない文句だったんでしょう。

 

そこで、三年弱「日本文学科」に籍を置く者としてもう一回考えてみたい……のですだよ。羞恥心で語尾が面白可笑しい感じに成り果ててしもうた。

ええと。今考えられるうち最も気に入っているのはやはり

 

「えゆづるまじ」(譲ることができない)

 

でしょうか。ちょっと押しが弱い気もしますが、これが あゆみ の限界です。

こんなこっぱずかしいことに脳味噌使う予定じゃなかったんだよ!

 

お粗末様でございました。

 

 お相手は あゆみ でした。