土曜日の台風による大雨を経て、とうとう家に一本も傘がなくなりました。
これはつらい。
同じ日に二回盗まれた(一回盗まれて、買った後もう一回盗まれた)以来の衝撃です。
本当に都会は怖い。
今のタイミングで大雨降ったら、私家から出られません。
雨が降るのは新しい傘買うまでもうちょっと待ってください…。
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今日は、こちらでは一回もしたことのないアルバイトの話をば。
高校生の皆さんも「大学になったらアルバイトがしたい!」とか、「もっと違うアルバイトがしてみたい!」とか、色々考えてらっしゃるのではないでしょうか。
私がしているアルバイトはまあいわゆる接客業なのですが、接客業といってもちょっと特殊。
私わかは、一年の夏から、とある能楽堂の受付アルバイトをしています。
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能楽堂という性質上、いらっしゃるお客様は基本的にお年を召した方が多いです。
公演が行われるのは基本的に土日が多く、時々平日、という感じ。
平日はどの能楽堂でも学生券で安く見られる公演が多いので、「ちょっとどんなものか見てみたいな~」という人にはおススメです!(宣伝)
この受付バイト、意外と奥が深い。
一番バタバタするのは、当然ながら開場前~開演まで。
チケット関連の準備したり、アナウンスの練習をしたり、当日配布のパンフレットを組んだり、時間の確認をしたり、座席に必要な目印を付けたり。
チケットの種類を確認してそれに合わせた案内(全自由席の公演の場合、「本日は全館自由席です」など)の練習をしたり…。
開場後もやることはたくさん。
ご来場なさるお客様にチケットを販売したり、そのチケットを切ったり、「本日はご来場くださいましてありがとうございます~」というアナウンスをいれたり、お客様をお席までご案内したり、お客様のお荷物を預かったり…。
開演してしまえば少し落ち着くのですが、チケットを切る時は本当に千手観音くらい手がほしくなります。ぶわっと。(笑)
能楽堂での公演は、その日の一回限りです。
他の舞台のように、何週間も同じ演目をやることはありません。
その日だけ。その時間だけ。その場所だけで行われます。
一発勝負、お客様はもちろん演者の方々にとっても貴重な時間。
そんな貴重な時間の受付をさせてもらっている。
そういう気持ちで挑むようにしています。
そんな一期一会なアルバイトをやっていると、本当に色んな人がいるんだな~と感じます。
アルバイトの先輩が「色々な人と会えるから接客業は面白い」と言っていましたが、本当にそうだと思います。
色んな人と接して、色んな出来事が起きて、同じ公演なんて一つもない。本当に飽きない。
長く続けるにつれ責任が増え、色んなことにぶつかりつつ取り組んでいますが、いい経験させてもらってるな~と強く思います。
アルバイトって、大学とはまた違う経験の場ですよね。勉強になります。
余談ですがたまに公演を見に本大学の教授もいらっしゃったりすることもあり(笑)意外な出会いに驚かされたり。
いや本当…日文の教授に会った時は肝が冷えました…こいつは下手なことはできないな! と…。(笑)
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長くお世話になったこのアルバイト、も卒業までもう少し。
色々なものを得て、色々なものを残せていけたらいいな、と考えています。
○わか○