されどもこの人

終わったー。
終わりました、私、わかの観世流能楽研究会での最後の舞台。三輪。
初っ端から立ち位置を間違えたり、戻るときに裾踏んでこけたり、打ち上げで気持ちよく酔っぱらったり、酔っぱらいすぎて打ち上げ後カフェに連行されたり(酔いを覚まさせないと家に帰せないとの同級の判断)、まあ私らしいといえば私らしい終わり方でした。
いや…いつもこんなことしているわけではないんですが…目標としていた「女らしい」「気品ある」立ち居振る舞いができていたかは推して測るべしというところでしょうか。帰るまでが遠足です。
沢山のOGの方々ともお会いでき、久々に後輩気分を味わったりもしました。(笑)
もう余程のことがなきゃ舞台を踏めないんだなと思うと、なんだか寂しいです。
しかし今の私には足袋と扇、この四年間培った練習経歴があります。
舞台に出るのは無理でも、細々と続けていけたらいいなあ。せっかくだもの。
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終わって早々、新入生が自分がやった仕舞の反省点を色々挙げているのを見て、ああ私もそうだったなーとなんだか懐かしくなりました。
練習すれば練習するほど本当に完成に近づいてるのかわからなくなる、「ここはおかしいんじゃないか」「ここはもっとできるんじゃないか」、粗がどんどん見えてきて不安になるんです。
先輩にお褒めいただいてもいまいち信用できず(笑) 注意されるとすごい堪えるんですけどね…。
やっぱり何がいいとかどれが悪いとか明確なものではないですから、満足しちゃったらそこでお終いですからね~。
慢心は敵!
能研の活動を通して、色々学んだものがあります。
楽しいことも嫌なこともいっぱいあったし、迷惑をかけたこともかけられたことも沢山。
嬉しかったことより大変だったことの方が多かったし、今となってみればもっと上手くできただろうと思うことも山ほどあります。
正直、大学生活でこんなに様々なことが学べるとは思わなかったです。
良い先生にも同級にも後輩にも恵まれて、本当、贅沢な日々でした。
感謝。
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なんかすっかり卒業するみたいなまとめになってしまいましたが(笑)
まだまだ卒業まで日はありますので、邪魔な四年としてガンガンお稽古やら練習に出たいと思います。
しかしとりあえずは目前の…卒業論文…っ!
○わか○