問、当記事において「3」とは何の数か

こんばんは。かつーんです。
今、我が家のリビングにある時計が生き急いでいます。
1週間ぐらい前から5分、10分と少しずつ早い時刻を指すようになっていたものの、数日前から1時間ほど先走るようになり、今では2時間近く時間の先取りをしています。
結構長く使っている時計なのですが、今回のようなことは初めてで少し驚きました。
止まる気配も遅くなる様子も全くないので、どこまで急ぐのか少々わくわくしながら見守りたいと思います。

 

さて今回は上手くまとめられなかったので、「サザエさん」の次回予告に倣い
1.かつーん、露骨に朝ドラの宣伝をする
2.かつーん、控えめに国語国文学会秋季大会の告知をする
3.かつーん、食事中にNHKの本気を垣間見る
の3本立てでお送り致します。

 

1.露骨な朝ドラ宣伝
9月28日から連続テレビ小説「あさが来た」が始まりました。皆様はご覧になっているでしょうか。
広岡浅子をモデルとした主人公・白岡あさが、移り行く時代の中「お家を守る」為に加野屋の仕事を手伝い、商売に強い興味を持って勉強に励む話です。
(※これは第1~6週までの内容をかなり大雑把にまとめたものなので、受け取り方には個人差があります)
先週だけでも姉・眉山はつの嫁ぎ先である山王寺屋が潰れて夜逃げしたり、夫・新次郎が眉山一家を見事に見つけてあれこれ融通したり、あさ自身は商売の勉強を始めて旦那衆の集まりに参加するようになったりと、くるくる話が展開しました。
一生懸命に頑張るあさを始め、ちゃらんぽらんのようで決める時はしっかり決める新次郎、控えめながらも芯の強いはつなど登場人物も魅力的で、つい引き込まれてしまいます。

本学の目白キャンパスでは百年館を中心に、こことぞばかりに「あさが来た」のポスターやパネルを掲示しています。
1話目では日本女子大学がモデルの日の出女子大学の入学式で講演する場面があり、家族で盛り上がっただけでなく、知り合いや友人が興奮した様子が見られました。
(講堂は東京女子大学のものだそうですが)
ただ、家族も友人も気になっている点が1つ。

成瀬先生のキャストは誰なんでしょうか。(真顔)
そもそも成瀬先生に当たる人物は出てくるんでしょうか。

……NHKの公式HPの「ものがたり」に
時は流れ、一人娘も嫁ぎ、あさと新次郎が最後に引き受けた仕事は「女子教育の発展は社会の発展につながる」との考えから、日本最初の女子大学校の設立でした。(公式HPより引用)
とあり、この文面だとあさが女子大学校を創立したと受け取ることができるので、成瀬先生(或いはそれに当たる人物)が出てこなくても成り立つんですよね……。
私や私の家族、友人、女子大関係者の心の平穏の為にも、早くその辺りの情報を開示してほしいものです。

 

2.控えめな秋季大会告知
11月28日(土)に目白キャンパスの百年館低層棟で秋季大会が行われます。
午前は研究発表、午後は講演会が行われ、講演会の後には懇親会があります。
詳細は以下の通りです。

【午前の部:研究発表】 10:00~12:20 百207教室
〈百207 近代文学・日本語教育関係〉
・日本文学科助教 鴨川都美氏
 村山知義の脚色 ―島崎藤村原作『夜明け前』と『破戒』にみる境域―
・M2 中島由季子氏
 自己訂正と協働訂正との効果の違い ―日本語学習者の短文作成において―
・D2 近藤のり氏
 『檸檬』と『田園の憂鬱』に見る憂鬱とカタルシス
・D2 李娜娜氏
 武田泰淳の中国観 ―『風媒花』の蜜枝を中心に―
・D3 浜田美枝子氏
 戦時下における五島美代子の〈母の歌〉 ―第二歌集『丘の上』・歌誌『立春』を中心に―

〈百208 古典文学関係〉
・M1 高橋彩氏
 『源氏物語』朱雀帝論
・M1 野見山優氏
 『夜の寝覚』から現存『とりかへばや』へ ―男性達の人物比較を通じて―
・M1 芳野佳乃子氏
 百物語と諸国物語 ―交錯とその後の変遷―
・D2 阿部美知代氏
 『平家物語評判秘伝抄』 ―渡邊治左衛門考―
※Dは大学院博士課程後期、Mは大学院博士課程前期

【午後の部:講演会】 13:30~17:30 百505教室
・「堀辰雄の手書き文書(マニュスクリ)」
  渡部麻実氏(本学文学部准教授)
・「徒然草をどう読むか―『作者問題』と併せて考える」
  小川剛生氏(慶應義塾大学文学部准教授)

【懇親会】 講演会終了後、七十年館1階生協食堂にて
 会費3000円(学生1500円)

研究発表も講演会も大変興味深いのですが、時期が時期(卒論真っただ中!)なので、研究発表だけでも聞きたいですねぇ……。
発表するのが助教や院生の方々なので、学部生には知識不足で自己嫌悪したくなるようなキツさもありますが、大学院への進学を考えている方や専門分野の知識を深めたい方には特に出席してほしいと思います。
そうでない方にとっても、論の展開方法を学んだり、自分とは別の視点の考察に触れることで考えを深めたりなどできるので、大変勉強になります。
入場は無料な上に予約する必要はないので、是非出席してほしいです。

 

3.本気を出す時は本気のNHK
「学校へ行こう!2015」を録画している傍らで、NHKの「歌謡チャリティーコンサート@群馬県前橋市」を視聴しました。
普段は観ていないのですが、今回は文化の日に因んでアニメとゲームの特集をするということで、珍しく観ることを決めた次第です。
ゲーム曲は「ドラゴンクエスト」の「序曲」や「スーパーマリオブラザーズ」の1面のBGMが取り上げられたのですが、オーケストラの演奏が聞けるだけと思いきや、実際のゲーム映像が流され、思わず興奮してしまいました。
(全く関係ありませんが、有名なゲームの実況をさせる方が、下手なトーク番組よりも視聴率が出るように思います(真顔))
アニメソングは「マッハGoGoGo」や「マジンガーZ」「ムーンライト伝説」「たたかえ!キャシャーン」「宇宙戦艦ヤマト」「残酷な天使のテーゼ」が歌われました。
こちらもアニメ映像が流され、「NHKが! 本気出した!」「珍しく当たりだった!」とはしゃいでしまいました。
オーケストラ演奏による「残酷な天使のテーゼ」は、普段よく聞くものとはまた違う荘厳な雰囲気があり、聴き応えがありました。

ゲーム曲とアニメソング以外にも様々な歌が聴けました。
季節柄か秋に関する歌も多かったのですが、秋がテーマの歌はどこかもの寂しい雰囲気を漂わせている所が良いと思います。
ただ、「赤とんぼ」の「十五でねえやが嫁に行き お里の便りも絶えはてた」といった、時代背景が色濃く反映されている歌詞を、私達よりも下の世代がしっかり理解できているのかが気がかりです。
私達ですらしっかり理解しているか怪しい所があるので、人のことは言えないやもしれませんが、全く分からない世代が出てくるのだけは避けたいように思います。

概ね満足できる45分間でしたが、1つ突っ込ませて貰いたいことがありました。
それは「マジンガーZ」のためが足りなかったことです。
水木一郎氏ではなく別の方が歌ったのですが、水木氏の歌い方に慣れている私には「パイルダーオン」の所が軽く聞こえ、「ためが足りない(真顔)」と呟いてしまいました。
(字で表現すると、水木氏の歌い方が「パイルダァァァァオォォォォン!」なら「パイルダァーオン!」といった具合)
針金入りの赤いスカーフを着用しろとは言いませんが、もっと頑張ってためてほしかった……。
また別の機会に、熱の入りすぎた水木氏の歌い方を聞きたいと思います。

 

では、いつもの倍近く長くなりましたが、今回はこれで擱筆致します。
まとまりのない中、最後まで目を通して下さった方々、どうも有難うございました。

(答、話題の数と真顔になった回数)