こんにちは! 12月も目前、寒さも厳しくなってきましたね…(なんだか毎回寒いばかり言ってしまいます。)
実はつい1時間ほど前に、教職科目である「道徳教育」に関する授業で”模擬授業”を行ってきました!
とっても緊張しいの私は案の定がちがちになってしまいましたが、それでも頑張れたかなと思っています。このように実際に教師の側になり、授業をすることで気が付くことや学ぶことがとても多いということを感じました。授業の持ち時間は15分だけですが、本当にいろいろなことを考え、感情が動き続けた15分でした。
教師の側が動揺していることが生徒にすごく伝わってしまうということ、板書をしながら話すことや生徒の答えに対するコメントの難しさ… どれも実際に自分がそのような状況に陥って困ったからこそ知ることのできたことだと思い、うまくいかなかったところも前向きに捉えて次回の模擬授業につなげていきたいと思っています!
(上に挙げてある写真は実際に模擬授業で使った小道具ですが、私的自信作はパソコン画面です笑)
話はがらりと変わって、先日観に行った狂言のお話をしたいと思います!
今回は個人的に見つけた「狂言に親しむ会」によしでんと共に行ってきました! ホールでの公演であったのですが、なんと席が前から6列目だったのです!! 開場して席についた時点であまりの近さに興奮しつづけた2人でしたが、時間になり説明役として舞台に出ていらっしゃった野村萬斎さんをお目にかけると「本物の萬斎さんだ!すごい!近い!!」と2人のボルテージは上がり続けました。今までにも能楽堂などで萬斎さんを拝見したことはありましたが、こんなにも近くで拝見したのが初めてであったので頭の先からつま先まで、しばらく舐めるように見てしまいました。
今回は「佐渡狐」「棒縛」の二本立てで、しかも萬斎さんによるとっても丁寧な解説付きということで本当に豪華なものでした。
「佐渡狐」では私たちが前期の授業で心を掴まれてしまった、野村万作さんが登場し、再びあまりの近さに感激し、お話の流れの面白さに終始笑っていました。ものすごく簡単に言ってしまうと、佐渡にいる百姓が越後の百姓に「佐渡には狐がいないんだってね」と言われたことにムキになって「いや、いる!この刀を賭けてもいる!」と賭け事をすることになるのですが、本当は狐のことなんて知らない佐渡の百姓は賭けの判定をしてくれる奏者に賄賂を渡して勝ちにいきます。佐渡の百姓はそのおかげで何とか賭けに勝つのですが、結局は知らないことがバレてしまい刀を越後の百姓にとられてしまう、という流れです。 賄賂を渡す場面での奏者役の万作さんのしたり顔が、そしてそのあとの佐渡の百姓の狐に関するトンチンカンな答えに思わずひっくり返りそうになる万作さんの反応が会場の笑いを誘っていました。よしでんも私も、一層万作さんに心惹かれるばかりです。
「棒縛」は自分が出かけているすきに冠者たちが酒を飲んでいることに気が付いた主人が、太郎冠者と次郎冠者をそれぞれ縛ってしまい出かけていくところから始まります。縛られてもなお酒を飲もうとする2人には呆れてしまいますが、2人でうまく協力して酒を飲む姿はとても面白いです。さらに酔った2人が舞う際には、扇の代わりに表情や棒の先を用いて舞っていて、その滑稽さがとても面白く印象的でした!
楽しい時間は本当にあっという間で、今はただただ「また観に行きたい!!」という気持ちでいっぱいです!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
以上、ほっしーでした(^^)