♪ 肩が乾いたシャツ
改札を出る頃
きみの町じゃもう雨は小降りになる
今日だけが明日に続いてる
こんなふうにきみとは終われない
大江千里
「Rain」より
我が家では「寒い」も「眠い」も全部「むーい」と言い表すため、「寒くて眠い」夜は「むーい」がゲシュタルト崩壊します あゆみ です、むーいむーい。
この時期になると、卒論を話題にしない方が寧ろ面妖しいほど、空気中の卒論成分が益々えげつない濃度になっています。百年館8Fに居たら、呼吸困難に陥るレベルです。死んじゃう。中にはもう提出を済ませた同期もいたりして、日に日に命が削られている気がしてなりません。前線で戦う戦士にでもなった心地です。でも4年間もあった学生生活の有終の美を飾るための一踏ん張りですので、頑張るっきゃない。
今回の歌詞載せは『言の葉の庭』のED曲から。映画の時は秦基博さんが歌っていますが、本来は大江千里さんが作られた曲です。シングル化されていなくて、アルバムにしか収録されていない隠れてしまっている名曲です。でも好き。映像が美しいことに定評ある『言の葉の庭』にぴったりな、丁寧で詩的な雰囲気が素晴らしい……こういう素敵な恋愛譚には、こういう素敵な曲がないとね!
本日ようやっと、教職科目の全単位を取り終わりました。長かった……、多かった……。それなのに一切卒業単位には含まれませんゆえ、報われないとはこういうことだ! 色々思うところもありましたが、ひとまず「あー!がんばったー!」というドーパミン効果がハンパないです。いやー、ホントがんばったわ自分。1限~5限なんてザラでしたし、5限に入る模擬授業が一番責任重大…という苦行でしたし、テストは大抵重量級のレポートの連続(三角木材の上に正座して重石を増やしていく拷問に喩えたことも何回かあったくらい)でしたし、卒論が佳境に入る頃から土曜日講義が始まったり…エトセトラエトセトラ。終わった瞬間、同じく教職課程を果たした かつーん嬢、さえこ部長と労い合いました。いやー、がんばったがんばった。
正直、「教育心理学」でCがついた時(悩みがないためか、悩みを分析する行為自体が意味不明だった)や、模擬授業で黒歴史を拵えた時には「もうやめようかしらん」と自棄になりかけました。教職の授業をサボろうかと企てた(だけで終わった)時なんかもあったっけな……。そんなこんな色々なことがあった教職課程でしたが、それでも資格取得が叶い、教職に奉職しようと決意するまでになったのは、友人たちの存在があったからです。\特に かつーん お前だあああああ/
しんどさから逃げて楽になることよりも、一緒に教員になろうとしている友人たちと離れることや、逃げたことで軽蔑されることや、切磋琢磨していた(と思いたい)友人たちに後れをとることが嫌で、心の底から嫌で、死に体でも這いつくばってきました。想像に過ぎませんが、ホントに脱落していたら、かつーんに
「まあ、個人の自由だとは思うけどね? 何で頑張れなかったのかなぁ? 一緒に頑張れると思ってたんだけど、残念だなぁ」
と諦めたことが発覚したその日に、目だけが笑っていない満面の笑みでお説教されていそうです何それ超怖い。
基本勉強はちゃんとやりますが、性根からしてイイ子ではない自分が、4年間脱落することなくやってこられただけでも、結構奇跡です。加えて、これから何十年と教職でおまんまを食べていくのですから、奇跡も奇跡、スーパーウルトラギャラクシーアルティメット奇跡です。1年生の、ブログ部員になったばかりの頃だったら、想像もできないでしょう。
色んな方々皆さんにお礼を言いたい気持ちですが、一番物理的なところで支えてくれた(お説教の怖さは何物をも超越しうる、何それ超怖い)かつーん嬢に。
あ り が と うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
免許状は卒業式当日まで手元に届きませんが、ひとまず2番目に重い課題が片付きました。あとは卒論を仕上げる、だけ……。言うのは簡単なんだ……。
お相手は あゆみ でした。