「愛校精神」とは何なりや

こんばんは。かつーんです。
我が家では昨日に引き続き、駅伝でテレビが占領されています。
というのも弟が愛校精神(早稲田)を持った陸上好きな上、両親もスポーツ観戦が好きな方なので、朝からチャンネルが日テレに固定されているのです。
(CMに入るとちょろっとチャンネルを切り替えることならありますが)
ニューイヤー駅伝にしろ箱根駅伝にしろ、一聞けば五ぐらい返してくれる解説者がいるのは有難いのですが、私はそこまで好きでもないので、「早稲田って今何位なの? 4位? ふーん」といった感想しか出て来ません。
抜いたり抜かされたり抜かれそうになったりする度に、「行け行け行けー!」だとか「よしよし」だとか「あー!」だとか叫んで一喜一憂する様を見ると、幸せそうだなぁと思います。
昨年は風邪をひいていたにも関わらずテレビにかじりついて観ていたので、本当に好きなことに対しては誰であれそんな感じなのでしょうが。
何はともあれ、元日から3日までは昼頃までのチャンネル権など回ってこないので、のんびり惰眠を貪ろうかと思います。

 

さて、今回はちょっとした愚痴を書き連ねようと思います。
(……ネタがない訳ではありませんよ?)

夕食後に、年末に撮っておいたとあるクイズ番組を観ていた時のことでした。
東大・京大の学生に聞いた有名な女性の偉人のランキングを基に、写真や映像などから偉人の名前を当てたり、その人物に関連づけた問題に答えたりするクイズで、広岡浅子がその一人として出て来ました。
広岡浅子よりも前に村岡花子が出て、朝ドラ「花子とアン」で有名になった旨が解説中にあったので、広岡浅子の解説で「『あさがきた』についても触れるだろうし、良い宣伝になるな」と暢気に考えていました。その時までは。

予想通り「あさがきた」に触れてくれたのですが、問題はその後でした。
「女性の教育にも力を注ぎ、日本初の女子大学『日本女子大学』を設立」(ややうろ覚え)というテロップが出て、広岡浅子が日本女子大学を創立したと受け取れる説明がされたのです。
思わず「原稿書いたの誰だ!?」と叫んでしまいました。

仕方のない部分もあるというのは分かっています。
日本女子大学の設立に広岡浅子が関わっていたのは確かで、この表現もあながち間違いではないというのは重々承知しています。
そもそもクイズ番組の簡潔な解説の中で、そこまで正確な表現を求めるのもお門違いなのでしょう。
短い時間の中で、その点にしっかり触れてくれたことを喜んで終わるのが普通の形なのだと思います。

ただまぁ、日本文学を追究する学科にいて、国語を司る職業を目指す者としては、なるべく正確な表現を心掛けたいなぁと思う訳です。
あながち間違いのない表現と言えど、この部分だけを見れば「広岡浅子=日本女子大学の設立(創立)者」と受け取る人は多いと思います。
クイズ番組を観た人全員が、それで得た知識のみで自分の知識を構築しているとは思いませんが、初めて知った人はそれをちょっとした知識として得る訳です。
実際のこととは少しずれた情報が広まってしまったように感じられて、もどかしいような、居心地が悪いような、複雑な気分になります。
正しさだけを重要視する訳でもありませんが、やはり少々納得し難いんですよね。
これも愛校精神の形の一つなんでしょうか。うーむ。
いずれにせよ、しがないテロップに過剰反応しているだけとも言えますがね!

 

それはさておき、今月末には「あさがきた」に成瀬先生もとい成澤泉が登場するんですよね。
前々回の記事の枕で取り上げた時は随分先だと感じていましたが、いざ1月に入るとあっという間にその時が来たという気がします。
何やらNHKの番組でもほんの少し取り上げられていたようですし、その時が刻一刻と迫っているということです。
それより前にレポート提出やら定期試験やらが待っているのは気が重いですが、一月末を楽しみにしたいと思います。