戸板康二の本

はじめまして、日本文学科1年のわかこと申します。

初めてこのブログを書かせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

私は歌舞伎を観るのが好きで、歌舞伎評論家の故・戸板康二さんの本をよく読みます。

戸板さんは推理小説作家としても有名で、劇評の他にも『團十郎切腹事件』等の小説も書かれています。

私が一番好きな戸板さんの本は『回想の戦中戦後記』というエッセイです。

当時の歌舞伎界や歌舞伎専門誌に携わっていた人々の様子や劇場の事が分かり、興味深い一冊です。

私がこの本の中で最も印象に残っているのは、

終戦直後のアニーパイル劇場こと東京宝塚劇場で戸板さんが「ラプソディーインブルー」を聞いたことについて書かれた箇所です。

この箇所を読むと戸板さんが戦争と終戦について感じていたことが少し分かるような気がします。

皆様もお時間のある時にぜひこの本を手に取ってみてください。

 

読んでくださりありがとうございました。