なごみ狂言会チェコ

なごみ狂言会チェコ公演へ行ってきました!

なごみ狂言会チェコとは、チェコ人のヒーブル・オンジェイさんが中心となって立ち上げた狂言役者団体です。

なぜチェコ人の方々が狂言の団体を立ち上げたかというと、1998年 茂山千五郎家によるプラハにおける狂言公演がきっかけなんだそうです!

詳しくはこちらのHPに載ってます!
(http://www.eu-nohgaku.com/activities.html#nagomi)

チェコ語での公演ということで、自分に理解ができるのか不安に思っておりましたが、チェコ語は理解できなくとも、まさに「笑いは国境を越える」。
面白さ、楽しさがめちゃめちゃ伝わってきました。

「濯ぎ川」はほぼチェコ語、「呼声」はすべてチェコ語での公演でしたが、狂言の「間」のようなものが日本語のものと同じで、使用言語は違えど狂言は狂言なんだ!ということに気づかされました。

ヒーブル・オンジェイさんが、
「チェコ語でやるにも狂言の型を崩すことはできない。おかしな芸能になってしまうから、綺麗な型を守る。」
「チェコ語は子音で終わる音が多い。翻訳するときに母音の数、音節を揃える。狂言は意味を伝えるための手段ではなくて、耳で楽しませるもの。」
と仰っていましたが、なごみ狂言会チェコの狂言の素晴らしさは、そういったチェコの方々の努力の賜物なのだと感じました。

個人的に一番笑ったものは「呼声」です。
「呼声」に関して、ヒーブル・オンジェイさんが「こんなにシンプルでこんなに笑いがとれるものはない。宝物ですよ。」と仰っていたのを念頭に置いて観たのですが、チェコの狂言師のお三方が心から楽しそうに演じていらっしゃるのを見て、見ているこちらまで楽しくなって一緒に笑ってしまいました。
お三方が「た〜ろうか〜じゃ〜…」と言いながらぐるぐる回る場面は本当に面白く、ゲラゲラゲラゲラ笑ってしまいました。

一緒に観た友達と3人で「チェコ語はわからないけど、面白いことはわかる!」「ぐるぐる回ってる時の音源が欲しい」「こっちまで楽しくなってくる」と各々感想を言い合いました。

なごみ狂言会チェコの公演は、日本ではめったに観られないそうです。貴重な機会に見ることができて本当によかった…!

また機会があれば必ずや観に行きたいと思います!

まなみでした!

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