演習でスベッても人生は楽しい。
こんばんは、せきねです。
早いもので、文化祭からはや二週間強。
日本文学科では有志で「文学カフェ いとお菓子」を出店しました。
その企画のスバラシサと盛況っぷりは既出の記事で語られているので割愛するとして、ここでは目白祭係によるふわっふわっとした数字と経過のお話をしたいと思います。あまり詳しく書くと、せきねのいい加減さが露呈する。廊下で殴り掛かられるリスクはできるだけ避けたい。
本当に備忘録というか、メモ書きでお恥ずかしいのですが、文化祭での出店をお考えの方の参考になりましたら幸いです。
【ざっくりな流れ】
6月末 実行委員会に参加希望書を提出
7月半ば メニュー希望書を実行委員会でを提出(他団体とのかぶりを防ぐため)
↑ メニューをものすごく早くに決める必要があったのがまず予想外でした。
多分他団体さんは毎年やる内容が決まってるからなのかなァ。
この時点でメニューなんぞ決まっていなかったので、「飲料 茶菓」というふわふわっとした記入になりました。
委員会と同時並行で昼休みに話し合い会を設け、メニューの詳細を考えました。
あと、このあたりで使用教室希望調査や使用備品希望調査がありました。
夏休み びっくりするほど何もしていない。
あ、いや、メニューの抹茶オレの開発会をやりました。色々混ぜました。
森半と辻利が鉄板ですね!
文化祭二週間前くらい お店の内装・レイアウトについて決める。
当日参加してくれる方の確認・シフト作成。
文化祭準備日 お店の内装にとりかかる。
提供する食品の手配。
文化祭当日 朝、業務用スーパーへ食品を取りに行く。
とにかく夏休み明けから、具体的な作業をずどどどっとやっていきました。
ほんとにメンバーの適材適所というか、ポテンシャルの高さを実感いたしました。
【実行委員会のこと】
絶対に二人以上で参加するべき。
一人の場合、その一人がポンコツであったときのやばさがとんでもなくやばい。
色々連絡もれがあって申し訳ありませんでした。
【メニューのこと】
とにかくメニュー希望調査が早い時期に行われます。
ごはん系・スウィーツ系・飲料系かなどの方針は早め(六月くらい)に決めた方が吉。
炊いた米・ラーメン・パスタ・生肉NG、など規制も多いのでフラストレーション上昇案件ですわ…。
この学校の文化祭はお腹にたまるものを出す店が少ないので、主食系のメニューがよく売れる、というフレコミ。
でも炭水化物系の規制がほんっとうにギッチギチなんですよねェ…。
「いとお菓子のメニュー」
・チーズケーキ
・焼きおにぎり
・大福
・抹茶ラテ
・レモンティー
・ウーロン茶
他の団体さんと比べるとよく分かりますが、とても品数が多い。
屋内出店ということと、調理場教室の近くの教室に割り振られたということ、そして調理場担当のスタッフが神がかった手際であったこと、数々の要因でなしとげられたことです。
つくづくこれを全部売り切ったのってすごいな。
【食数のこと】
メニュー担当の方が決めてくださいました。
両日完売という至高の配分をご覧ください。
土曜日 日曜日
・チーズケーキ 70 90
・大福 30 50
・焼きおにぎり 25 35
・抹茶ラテ 45 55
・ウーロン茶 30 30
・レモンティー 30 30
単位は〇人分。
これだけ品数があると目安を言いづらいのですが、ひとつのメニューで店を出す場合は、両日含めて300食くらい用意するとのことです(日文のIさんより)。
うちの主力はチーズケーキでしたね(利益率が一番高かったため)!
【価格のこと】
・チーズケーキ 200円
・焼きおにぎり 200円
・大福 100円
・ウーロン茶 50円
・レモンティー 50円
・抹茶ラテ 100円
ものすごく良心的な値段設定でした。
お客さんも「安い!」と言いながらご入店なさっていたので間違いありません。安い。
某お米大学の学生さんが、「うちの学祭ならこの二倍はとる」とおっしゃっていたので、もう少し、ガメつくいってもよかったかもしれません。
【実行委員会からもらえる予算のこと】
有志団体は最大10万円支給されます。
ただしこれも、規制が多い(食べ物・消耗品(?)の購入はNG等)。
そして予算で申請したもの以外を買ってはいけない。
(予算で通った物品たち)
・画用紙
・模造紙
・照明用カラーフィルター
・フィルター用両面テープ
・養生テープ
装飾用の品の申請はだいたい通ります。
「申請したもの以外買えない」とはいえ、予算が下りたあとの申請変更・追加も、〝予算金額以内なら〟可能ですので、予算金額は多めに申請しておくのがよいです。
申請の時点で買うものが細かく決まっていなくても、のちのちぽこぽこ出てきます。
レシートと領収書、物品の写真が決算の際必要になりますので、お忘れなく。とにかく非食品の領収書の宛名は「目白祭実行委員会」で貰っておきましょう。
レンタル品の代金もこの目白祭予算に申請できるようです。ぐああ…。
【備品のこと】
学校が支給してくれるのはアルコールの除菌剤くらいです。
(冷蔵庫)
実行委員会で手配してもらえます。必要な段数を申請します。
うちはメニュー数多いわりに、二段くらいでおさまりました。
この冷蔵庫のレンタル代は使用団体で段数に応じて割り勘となりますので、少なくて済むに越したことはありません。
文化祭後の実行委員会で代金回収となりますので、目白祭係の人はだいたい見積もりしておいて、売り上げから預かっておきましょう。
割り勘の額は毎年変わるそうなので確かなことは言えないのですが(今年は1段2700円でした)、まァ多めに貰っておいた方が無難かなァと思います。余ればうまい棒でも買って分配すればいいんです。
(電子レンジ)
レンタルのものを自分たちで手配します。
生協でも学祭プランで消耗品やレンタル品を色々用意していますが、たいてい割高なので、「どうなんだろう…」という感じです。
生協以外の業者で借りた電子レンジ(900W) 一週間 2680円
生協のレンタル電子レンジ(1300W) 二泊三日 6500円くらい
どうなんだろう…。
ちなみにお願いしたレンタル業者さんは宅配便でレンタル品が届いて、宅配便(届いた状態に梱包し直すだけ)で返却できるシステムでした。
大学宛てに宅配便を頼んだ場合、学生課に届きます。宅配便の集荷も学生課に業者さんが来るので、学生課に預けます。
その際、事前に学生課の職員さんへ因果をふくめておくのを忘れてはいけません。宅配・集荷が完了したときに連絡を貰えるので、だいたいの宅配の時間と電話番号をお伝えしましょう。
(調理道具)
買うか家から持ってくるかの二択です。
(IHクッキングヒーター)
プロパンガスより扱いやすい印象。使用していないので詳しいことは分かりませんが、価格はコンロひと口3000円くらいだったような。
調理場に置かせてもらえます。
汁物はコスパがいいし、芋煮とか餃子スープとか売れそうな気がします。
【お店のシステムのこと】
はじめの案では食券制でいこうかという話になっていましたが、飲食店のようなオーダー制へと落ち着きました。
注文票に注文を書いて、調理場へ持って行って、食品を持って戻る。
伝票をお客さんの机に置く。
お客さんは伝票を持ってレジでお会計をする。
優秀な当日スタッフさんのおかげで大禍なくお店は回転していました。
・テーブル番号をつける。
・未注文・注文済みのお客さんの見分けがつくようにする(よしでんさんの記事にある、紙コップをひっくりかえす(注文済み)という合図のこと)。
など、メンバーで色々工夫しておりました。
係としては、
(一群)事前準備中心
・メニュー係(食材の仕入れ・調理場の統括)
・内装係(内装の統括)
・宣伝係(宣伝工作・当日の宣伝)
と、
(二群)当日スタッフ
・ホール(ウェイトレス・接客・会計)
・調理(調理)
とで、ひとりひとり複数所属する形でした。
【細菌検査のこと】
食品を扱うスタッフは検査を受けなくてはなりません。
検査人数申請が大分早い時期(7月中旬)に行われるので、当日参加してくれる、食品に携わる方は早めに把握しておきたいところ。
今年の検査代はひとり800円でした。
検査器具は余った場合返却します(その分の代金はかからない)。
【内装のこと】
内装係長のK田女史がもろもろの手筈を調えてくださいました。
レトロなポスターをプリントアウトして壁一面をデコレーション、文学作品の一文をプリントアウトしてデコレーション。
某竹中なんとかさんの居酒屋風のテイストで、とても見栄えがよかった。
照明はフィルターで赤く色をつけ、特別な空間を演出。
ちょっと中二チックで、先輩方や高校生の学生さんによく褒めていただきました。
【シフトのこと】
これについてご質問ありましたら、ほっしーさんの方へ…。
他団体と掛け持ちの方は宣伝・ホール、文学カフェに長い時間いてくれるという方は調理場、というシフトになっていました。
【宣伝のこと】
これについてはよしでんさんの方へ…。
ポスター作って貼ったり、先生方にお声掛けしたり、知人に宣伝したり、色々していました。
そして当日の宣伝スタッフたちの優秀さ。
吸引力の変わらないただひとつの呼び込みでした。
なにかのキャッ〇バーを連想してしまった投稿者を誰かはたいてください。
【照明のこと】
照明の色変えはセロファン禁止、「ゼラチン紙」で行うことと通達されますが、今時ゼラチン紙なんておいそれと売っていません。
「照明用カラーフィルター」でも大丈夫とのことなので、そっちを使います。ハンズの照明売り場で売ってます。
備忘録はこれくらいです。
少しでも、文化祭でお店を出したい!という方のご参考になれば幸いです。
今回の企画では、日本文学、そして日本文学科の学生の持つ潜在能力にびっくりさせられどおしでした。
「メンバーの人たちともより仲良くなれたなァ」「旨い肉が食えたなァ」と感慨しきりです。
目白祭はかなりのビジネスチャンス。
企画をやりきって、焼肉に行きましょう。