アルバイトの話

あけでとうございます。まなみです。

今日は私が大学4年間で経験してきたアルバイトの話を、良いところはもちろん悪いところも包み隠さずお話しします。

某チェーンのお弁当屋さん(おすすめ度 0点)
【期間】大学1年の9月~1月。
【始めた理由】料理ができるようになりたかったから(お弁当屋のバイトは料理というより作業なので、料理はできるようにはならなかった)
【辞めた理由】パートや店長の癖が強い。仕事がしんどい。大学生の貴重な時間をこのバイトに費やすべきではないと感じた。
【良いところ】
・美味しいにおいがする
・お弁当を少し安く買える制度がある
【悪いところ】
・お局がいてコワイ(しかもお局は何人かいる。曜日ごとにお局が違う。それぞれのお局を戦わせたら誰が勝つのだろう)
・覚えることが多い(お米を炊くときの水の分量とか、からあげを作る時の粉と水の分量とか、揚げ物の揚げ時間とか、炒め物の味付けの分量とか、1分半以上ちくわを揚げ続けると爆発することとか、お局のおだて方とか、ほかにもいっぱい)
・仕事量が多い(レジ、米を炊く、揚げ物を揚げる、炒め物をする、お惣菜を仕込む、おでんのスープつぎ足す、お弁当詰める、おにぎり握る、売り場で客のおっさんとおっさんが喧嘩して殴り合いになってガラスケースが割れたときに警察を呼んだりとか(実話)、ほかにもいっぱい)
・火傷する
・お局以外の同僚もかなり変わった人が多い。(同じ本女の子はとってもまともだったけど、バイト先のヤバさに気付き、私と同じようにすぐ辞めてしまった。)
・責任者である社員が駐在してない。店長が音信不通になりがち。(お局の勢力拡大の原因。諸悪の根源)
・心労が多い(お弁当の作成時間によって完成する順番が注文を受けた順番と前後することがあり、「先に注文したのに俺のが出てこねえ!」とクレームが入る。豚汁はお客さんがセルフでとる形式なのだが、豚肉を全部すくってしまう常連がいる。海老とブロッコリーのサラダの海老だけ取ってしまう常連がいる。売り物の赤飯を食べてしまう外国人のパートのおばさん。ほかにもいっぱい)

某チェーンのドラッグストア(おすすめ度 70点)
【期間】大学1年の3月~2年の6月
【始めた理由】新しく店舗がオープンすると聞いて、なんとなく。
【辞めた理由】その時同時に働いていたデパ地下の方が楽しかったから。掛け持ちする余裕がなく、辞めた。
【良いところ】
・ドラッグストアで売っている商品に詳しくなれる。
・大学生のアルバイトが多くいたのでレジが暇なときは楽しくおしゃべりができた。
・絶対に社員がいるので安心。
・あまり混まない店舗だったので、ゆったり。
・化粧品のサンプルをたくさんもらえた。
・社員もパートもアルバイトもいい人が多かった。
【悪いところ】
・閉店後の掃除をとっても念入りにやらなきゃいけない。
・もっといっぱい出勤してくれと言われる(当時忙しかったのでたいへんだった)

某ファミレスでのホール(おすすめ度 30点)
【期間】大学3年の7月~11月
【始めた理由】一人暮らしを開始してお金がなかったので、デパ地下と掛け持ちで、たくさん入れるバイトをやりたかった。価格帯の高いしっかりしたファミレスなので、礼儀作法が身につくと思った。
【辞めた理由】
・コキプリが出る。
・新宿のファミレスだった上、バイトが終わって新宿駅に着くのが深夜0時半頃だったため、終電を逃したであろう女の子に声をかけるいわゆる「ナンパ師」という気持ち悪いおじさんに声をかけられるのが死ぬほど嫌だったため。
【良いところ】
・一定の条件を満たせば、4割くらいの値段でメニューを食べることが出来る。
・パートもアルバイトも明るい人柄の人が多い
【悪いところ】
・とにかくクレームが多い。(「ドリアが冷たい」と怒られても、私はそれ作ってない…。「この肉は本当にアンガス牛ですか?おいしくない」と言われても、それちゃんとアンガス牛だよ…)
・とにかく忙しい(お客さんに対して従業員が少なすぎて間に合ってなかった。注文を聞く、料理を運ぶ以外にもデザートをつくったりレジを打ったり、テーブルを片づけたり、テーブルをセッティングしたり、割れたガラスの処理をしたり、宗教の関係で豚が食べられない人のために全メニューから豚の使われていない商品をさがしたり、てんてこまい)
・胸元に付ける名札がフルネーム表記なので、お客さんにフェイスブックで調べられて特定されて、嫌な気分に
・コキプリが出る。何故か閉店後にあいつらは出てくる。夢にまで出てくるようになり、しんどかった。

模試の採点(おすすめ度 50点)
【期間】大学3年の5月~6月
【始めた理由】座り仕事だし、パソコンを使った作業だし、比較的楽だと思った
【辞めた理由】しっかり採点をバンバンこなしている私と、隣でむにゃむにゃ寝ている人とで時給が同じということに気付き、「ソ連かよ」と思った
【良いところ】
・座り仕事なので楽。
・採点するのは記述式の国語だったが、採点基準が決まっていたので少し考えることはあっても難しくはなかった。
・新宿のビルの高層階なので眺めがよかった
・自分で出勤する日を選べる
【悪いところ】
・人とのコミュニケーションを全くと言っていいほど取らない。つまらない。
・どれだけの速度で採点してもむにゃむにゃ寝てても時給が同じなので仕事すればするほど馬鹿らしくなってしまう
・バイト仲間と仲良くなる可能性か限りなくゼロ

百貨店の洋菓子売り場での販売(おすすめ度 100点)
【期間】大学1年の1月~現在まで継続中(一番長く続いてる)
【始めた理由】バレンタインのみの短期の募集があり、時給が良かったので応募した
【続けた理由】バレンタインの短期バイトとして入ったが、店長に誘われてそのまま長期バイトになった。条件もよく、シフトに関しても理解のある売り場。周囲がいい人ばかりだったので、現在まで継続できている。楽しくやりがいを感じられる。
【良いところ】
・社員さんもパートさんもアルバイトもみんな優しくていい人
・百貨店なので教育をしっかりしてくれる
・お客さんもいい人が多い
・百貨店なので社員食堂や社員販売会などがあり、お得だし楽しい
・職場の雰囲気が和やか。仲良くなれる
・お客さんはプレゼントやご進物の御品物をさがしている場合が多いので、お客さんと一緒になって考え、提案した結果、感謝されることが多い
・「ありがとう」といろんな人に言ってもらえる
・扱う商品がチョコレートなどのお菓子なので楽しい
・熨斗の知識がつく
・勉強になることがとにかく多い
【悪いところ】
・バレンタインなどのイベント時期は店員もお客さんも殺伐とするくらい混む
・クレームを受けることがまれにある(百貨店の社員を呼ぶと代わりに引き受けてくれる)

百貨店のとある部署での事務(おすすめ度 90点)
【期間】大学4年の6月~7月、11月~12月(それぞれお中元、お歳暮時期の短期バイト)
【始めた理由】就活が終わり意識が高くなっていたので社会に出るための勉強になりそうなバイトをしたかった。
【良いところ】
・ちゃんとした部署での事務なので周囲の社員さんもしっかりした人ばかり
・たまに百貨店内の店舗(エルメスとかシャネルとか、普段は入りづらいところ)に「これを持って行って」と言われ、お使いにいったりするのが楽しい。
・基本的に座り仕事なので体力的に楽。
・大学生などの若い人が応募してくる仕事じゃないので、若いというだけで周囲がみんな優しい。
・和やかな雰囲気
・難しい仕事はない
・覚えることも多くない
・ずっと年上の人たちと仲良くなれる
【悪いところ】
・自分のミスで営業さんに迷惑をかけてしまうことがあって、心がしんどくなった

他にも単発でしたバイトなどありますが、主なものはこんな感じです。
これからバイトを始める人に伝えたいことは、バイトって向き不向きがとてもはっきりしているので、自分の適性を考え、自分に合うものを探そうね!ということです。大学生という若くて貴重な時間を使うのだから、しんどかったりやりがいの無いバイトだともったいない!
私にとって向いていたバイトは百貨店での洋菓子販売と、百貨店内の部署での事務でした。
どちらのバイトにも共通することとして、周囲がしっかりした優しい人たちであること、周囲の人と仲良くなれるバイトであること、仕事の内容が自分の好きなことや勉強になることであることが挙げられます。
自分には難しいかな?と思ったとしても、始めてしまえば案外向いていることもあるし、しんどかったらちゃんとごめんなさいして辞めれば大丈夫だし、とにかく挑戦してみることが重要だな、と思いました。

とくに大学一年生の時からずっとお世話になってる洋菓子販売の方は、短期バイトだった私がバイトリーダーにまでなったし、本当に適性があったのだと思います。一緒に働いている人たちとも仲良しだし、バイトに行くのが楽しみなくらいです。楽しんでバイト代までもらえるのでラッキー!と思っています。

もう大学も卒業が近づいてきて、バイトもあとちょっとしかできないのでとても寂しい思いでいっぱいです。
あと少し、頑張りたいと思います。