おはようございます。あやです。
去る20日、卒業式を迎えまして、私も4年間を過ごしたこの大学を卒業いたしました。
というより、私にとっては、10年間を過ごした「日本女子大」から外の世界へ出る、節目の日でありました。
思えば、中学・高校のそれぞれで楽しいことや苦しいことが数多くありました。
また、大学でも、嬉しかったこと・辛かったことはたくさんありました。
頑張ったことも多くあったし、得られたものも多かったけれど、
自分を不甲斐なく思ったり、何かを諦めることも幾度となくあった。
でも、少し自分のことを好きになれたかもしれない。
…そんな4年間でした。
これが最後の更新なので、本当はもっと詳しく書ければと思うのですが、自分のことはどうにもうまく書けません。
お世話になった先生方・職員の方々には、大変感謝しております。
特に、勉学だけでなく、修身の面でも丁寧にご指導いただいたことは、とてもありがたかったです。
本当にありがとうございました。
…と、がんばって卒業らしい記事を書こうと思ったのですが、やっぱり無理です!
だって!昨日のお相撲の結果が本当に…複雑すぎて…!!!
以下、いつも通り相撲の記事です。
「ここまできてまた相撲かよ」「卒業らしいこと書けよ」というお気持ち、よくわかります。わかりすぎます。
でも!私はそれでもてるるときせのさとのことを考えると、卒業の感慨とかはもう、本当に吹っ飛んでしまって!思いが溢れかえってしまうんです…。
本当に長くなる気しかしないので、お忙しい方、そっとブラウザを閉じてください。よろしくお願いします。
お付き合いいただける方は本当、流し見程度で充分ですから…。
それではいきます。
昨日の大相撲春場所千秋楽。優勝争いは二敗の新横綱・稀勢の里と一敗の大関・照ノ富士の二人に絞られていました。
ただ、ニュースなどでも大きく取り上げられていましたが、稀勢の里は13日目の日馬富士戦で左肩付近を傷め、休場もやむなしといった状況に陥っていました。
しかしながら、翌日も強行出場し、観客が見守る中、同じく横綱・鶴竜との一番に臨みました。「どうなることか…」と全員が見守る中、結果は黒星。鶴竜も相当やりづらかったと思います。なんてったって、相手は手負いですので…。
そして一方の照ノ富士は、関脇に陥落した琴奨菊との対戦。再び大関に上がるためにはもう一敗もできない琴奨菊に対し、一つ目の立合いが不成立。そして二度目の立合い。なんと照ノ富士、変化して琴奨菊に勝利!!!
これに対し、館内は物凄いブーイング!酷い言葉も次々に飛ぶ飛ぶ。殊、春場所のヤジはいつも鋭いですね!それだけアツく言葉を発する人が多いということなのでしょうか…。優勝争いと大関復帰が絡む一番に期待していた観客としては、当然のことだとも思うのですが、ただ、個人的には、どうにも辛いところがありました。
私自身、ずっと前から「てるる」推しなのもありますし、てるる自身も左膝のケガが悪化しており、取組後に「一つ目の立合いが合わなかったから」と理由を言っているいるのもあって、あの変化を叱るに叱れない、というところがあるのです。いやもうこれは本当に私も甘いかもしれないのですが、でもなぁ…といった感じで。
結果、照ノ富士は翌日も完全にアウェーでした。
元々、稀勢の里は「久々の日本出身の横綱」という大きなプラス要素もありますし、「手負い」というキーもあります。また、稀勢の里自身が人気力士ですから、「モンゴル出身」+「昨日の変化での悪い印象」の照ノ富士にとっては、お客さんの面から見ると、本当に辛い相手!
私は稀勢の里ももちろん好きですが、てるるのアウェーっぷりをみていると、もうどうにも辛くて…。
二人とも怪我は悪化させて欲しくないし、優勝してほしい…そんな思いで本割を見ていました。
すると、何ということか、あの手負いの稀勢の里が変化して、照ノ富士を下したではないですか!!!そして優勝争いは決定戦へもつれこむことに!
こんな展開、誰が予想したでしょうか…凄く驚かされました。稀勢の里が死力を尽くしている、そんな気すらしました。でも同時に、てるるもやりづらいだろうな…というのがあって。贔屓目でしょうか…でも、そんな気がしました。
そして優勝決定戦。
お客さんはもう、ほとんど稀勢の里を応援していたのではないかと思います。
でもそれが、てるるファンにとっては本当に辛い。手拍子すら、憎々しく思ってしまいました。
さて、肝心の決定戦。
照ノ富士がもろ差しになりますが、稀勢の里は右からの小手投げを繰り出して!!
本割・決定戦と稀勢の里の勝利!!!!稀勢の里優勝!!!
…本当に、なんというドラマでしょうか。
館内は大きな喜びに溢れていたと思います。
この優勝はどう考えても感動的な優勝です。きっと劇的な逆転優勝として後にも語り継がれることでしょう。
国歌斉唱のとき、稀勢の里は涙を流していました。
怪我の痛みや苦しみに耐えて掴み取った二度目の優勝。
この優勝には、「横綱に上げたのは甘かったんじゃないか」という声を振り払う力があると思います。
その後のインタビューでも、稀勢の里の言葉には、謙虚さや周りの人々への感謝の思いが溢れていて。
改めて、横綱の心意気に感動しました。
…でも、その裏では、同じく怪我に苦しみながら戦っていた照ノ富士という力士がいたことも、忘れてはいけないと思います。
「負ける人がいるから、勝つ人がいる」。お相撲さんは、たとえ勝っても土俵上でガッツポーズをしたりしないし、花道でも喜びを露わにすることはありません。そして、(たまにですが)そうしたことをしてしまう人がいると、とても怒られます。
なぜならそれは、先ほどの勝負についての考え方が元になっているからです。
ただ、そのことは、私たち観客やメディアには、あまり浸透していないのではないか、とも思います。
確認しきれてはいませんが、最近はたくさんの記事が上がってくるし、言葉を発しやすいご時世なので。
どうかその中に、「負けてざまあみろ」なんて言葉や思いがありませんように、と思います。
…あんまり大きな声では言えませんが、昨日の本割も、稀勢の里ははじめ変化して勝っています。でもそれは、誰も咎めません。きっとそれぞれの中で贔屓があるからでしょう。
こういうとき、日本人・外国人という括りも、どうにも見当違いな気がするんです。
勝ちの喜びの裏には負けの悲しみがある。そしてそれは平等にある。
そのことを私たちは心に留めておかなければならない。
…そんなことを思いました。
いよいよ卒業、というところで何を書いているんだ私は、という思いが強くなってきましたが、たぶん、これが一番「私らしい記事」だと思うので、載せてしまいました。
今後も、日文ブログは各々の「らしさ」が光る記事が連なると思います。
そういえば、読者の皆さまのことを思って書いた記事はあまりなかったかもしれません…本当にそれは、申し訳なく思っています…ごめんなさい。
ただ、誰かが喜ぶような記事は書けなかったかもしれないけれど、私たちは、私たちの喜びを絶えず見出しています。時に辛いことや悲しいこともあるけれど、たぶん、日々の小さな喜びは、さざ波のように何度も打ち寄せてきている。だから、私たち、というか私は、その小さな喜びを少しずつ書いてきました。
…ですので、お相撲のことが多かったのは、もう個性ということでゆるして欲しいです。笑
この日文ブログの一端に、私の突拍子もない記事があるのは実に恥ずかしいですが、一方でちょっと嬉しいと思う自分がいます。
最後の記事がこんな感じで本当にごめんなさい。
これからもこのブログが、書き手・読み手の中で生き続けていきますように。