ごきげんよう!
毎日暑いですねーっ。皆さんはいかがおすごしですか?
以前ブログの中で、私の住む我孫子市は白樺派を代表とする志賀直哉や武者小路実篤が居をかまえた場所であること、志賀直哉の住んだ家の跡地が残されていてちょっとした観光スポットになっていることをお話ししました。
当然地元の人々もその事実をとても誇りに思っていて、志賀直哉邸跡の近くには「白樺文学館」という公共施設があるほどです。卒業論文を志賀直哉で書いている私にとっても、「白樺文学館」と周辺地域は実にありがたい。
「白樺文学館」では、定期的に学芸員による白樺派や民藝についてのトークと柳兼子のピアノを使用した”白樺サロン”というピアノコンサートがひらかれています。今回初めて私もその白樺サロンに行ってみました!
ちなみに…余談ですが、柳兼子とは「名もなき職人が実用のためにつくり、庶民の日常生活の中で使われてきたものこそ美しい」という名言も残した民芸運動の父とも称される柳宗悦の妻ですね。柳宗悦も直哉と同じ時期に我孫子に住みました。
白樺サロンで演奏される曲目は白樺派に由来のあるものでありません。
今回だと夏らしい曲、例えば「千と千尋の神隠し」の挿入歌「ONE SUMMERS DAYS」や「アンダー・ザ・シー」、あとは「シシリエンヌ」「白鳥」も素晴らしかったです。
曲と曲の合間に学芸員の方が白樺派のこと、志賀直哉のこと、我孫子のことをお話し、うま~い具合に曲を繋ぐというものでした。
私の大好きな志賀直哉が創作活動を行った地で、柳兼子のピアノで奏でられる素敵な演奏を聞くなんて、我ながらとびっきり優雅な休日を過ごしてしまいました😊
気になった方は是非「白樺文学館」へ!!
大学生は入館料が200円です。
それではごきげんよう!