こんにちは。あかねです。夏休みということで色々と見てきました。
8月10日には教職の方で電子黒板研修がありまして、成増(なります)という駅まで行ってきました。教材としての使い方や内蔵資料を確認し、ご厚意でその研修が行われた中学校内も案内していただけました。全教室電子黒板完備、パソコン室はディスプレイではなくタブレットという最先端な学校。これから先、何をどのように教えるのか考える視野を広げられた気がします。
同8月10日。成増駅で広告を見つけたので帰りに寄ってみたのが、「世界の絵本展」です。アメリカやイギリスなどの英語圏だけでなく、ドイツやフランス、ロシア、カンボジアやタイなど文字通り世界中の絵本が置かれていました。自由に手に取って読んで良いということで早速イギリス版「赤ずきん」を。……内容は、とても……。この先ネタバレなので、自分で読みたい方は次の段落を飛ばしてください。
ネタバレですが、お婆さんの家の外で、木こりが使うような斧が切り株に刺さっている描写がありました。赤ずきんちゃんは窓から“ベッドからはみ出している”お婆さんを見、斧を見て……なんとなく察したかと思います。オオカミが「お前を食ってやる!」と言った次のページでは、赤ずきんちゃんが狼の毛皮を着ていました。満面の笑みです。本文も「オオカミは運が悪かったね!」と書いてあり、国民性の違いを感じました。
8月16日は、友人が出るという中目黒の朗読会に近代自主ゼミの友人2人と行ってきました。近代自主ゼミで現在読んでいる「葉桜と魔笛」の他に「夢十夜(第一夜のみ)」「酉の市」などがあります。「葉桜と魔笛」は解釈の違いが目立ち、あの部分はこう読むべきでは、といった論が朗読会後自主ゼミのメンバーで熱く確認されました。しかし、読んだことのなかった坂口安吾「ニューフェイス」はとても面白かったです。楽しく小気味よい内容のものだったので、朗読していた方々の熱演も相まって、物語が生きているようでした。きっと字面で読んだら解釈違いを起こしてしまうかもしれませんが、それが「小説」というもので当然のことなのではないかと思います。貴重な体験でした。
最後に行きたいところをば。大宮公園駅近くで「比べる古美術展」が開催されているそうです。8月31日まで。文殊菩薩画像や源平合戦図屏風などの他重要文化財のものも展示されているそうなので、忙しい日々ですが何とか行きたいと思います。
皆さんも夏休みにぜひ、美術館・博物館や展示会に行ってみては?