こんばんは、しほです。寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?今年は東京でいっぱい雪を見ている気がします!
先日、国立能楽堂の2月企画公演「松浦佐用姫(まつらさよひめ)」の鑑賞に行ってまいりました。
2011年は観世文庫創立20周年。これを記念して、国立能楽堂では2011年から2012年にかけて、観世文庫所蔵の世阿弥自筆本・能4曲の公演が企画されています。今回私が観劇してきた「松浦佐用姫」は、その4曲の内のひとつです。
「松浦佐用姫」の舞台は古代・肥前国松浦(現在の佐賀県唐津市)。主人公の佐用姫はその土地にいたとされている伝説の人物です。「松浦佐用姫」は、『万葉集』や『肥前国風土記』等に見られる伝説を基に作られた作品です。佐用姫と遣唐使・大伴狭手彦(おおとものさでひこ)との悲恋が色濃く描かれておりました。
佐用姫と狭手彦は恋に落ち契りを交わしたものの、遣唐使として旅立つ以上、一生を添い遂げられませんでした。佐用姫がそれを無念に思う気持・狭手彦を愛し続ける妄執が舞台からひしひしと伝わってきました。最後は、佐用姫が狭手彦の形見の鏡を持って海に身を投げる描写があるのですが、なんとも言えない気持になりました。
あとこの舞台、鏡や鏡台、領巾(ひれ)、袈裟など!小道具がとても多くてなんとなくテンションがあがりました!能の舞台道具や装束はとても綺麗なものばかりで、いつも楽しみです!( ´ ▽ ` )
学割がきく期間もあとわずか!観劇や美術館などなど行けるだけ今のうちに行っておこうと思いますー☆
では~また☆
●しほ●