高校受験の結果発表がほとんど終わったころでしょうか、せきねです。
今日は川崎市にある藤子不二雄(藤本先生の方)ミュージアムへ行ってきました。
『ドラえもん』、『キテレツ大百科』、『オバケのQ太郎』等の作品の世界・キャラクターが館内にぎゅぎゅっと詰まっていて、なんとも幸せな空間でした。
展示も上映シアターもカフェもグッズも、とにかく作品と作者の方への愛に溢れていて、終始わくわくが止まりませんでした。年甲斐もなく。
案内をひとつとってみても、丁寧に作られていて大変可愛らしい。
展示は先生の原画や構想ノートなどが結構なボリュームで飾られており、何とも贅沢な内容でした。
展示物は撮影禁止のため、何もお示しできませんが、ひたすら思ったことをひとつ。
藤子不二雄先生、めっちゃ絵が上手い。
トキワ荘全盛の頃の作家さんの漫画の画面、背景の緻密さとキャラクターのデフォルメ加減のギャップは本当にたまりません。
どんな虫や植物ひとつを描くにも図鑑や写真を手元に置いて、そのつど参照しつつ描いていたというエピソードにひたすら感じ入りました。「実物を見ないで描くこと」がすごいことのように言われることがありますが、本当のプロは適当な想像でものを描いたりしないのだなァとしみじみ。
あと漫画黎明期の漫画家さんってかなりインテリな人が多いのだなァと思いました。藤子不二雄先生の仕事部屋(再現)の蔵書、映画のディスク、レコードの量が半端ではない。
吸収する媒体・量がとんでもないからこそ、出力される作品もとんでもないものになるのだろうかと月並みな感想を抱きつつ、ショップとカフェへ。
物欲との戦いの火ぶたが切って落とされました。
ええええ可愛い…。
なんかこういうキャラクターを模したメニューって食べたことがなかったので、ものすごく新鮮でした。
とにかくべらぼうに可愛い。
このナリのパスタを食べたのですがね、まあ可愛いわけです。味も可愛い。お値段はあんまり可愛くない。ナリじゃないコロ助。
ドリンクメニューをひとつ頼むと缶バッチ(全6種)がひとつ貰えるとのことで、友人2人と手分けしてドリンクを6つ注文。
運ばれてきた缶バッチ、6つのうち3つダブり。
………そこは本当にランダムなのですね。ギャルソンのお兄さん、適当にひっつかんで持ってきましたでしょう。
ともあれ缶バッチは仲よく山分けして、きゃっきゃして、伝票に一同目を剥いて、ショップに寄って、シアターを見て、登戸駅までたったか歩いて帰ってきました。
一日あそこいられます。そんなに大きい建物ではないのですけれども。
作品をあまり知らなくとも、いるだけで楽しい空間なので、春休みの行楽にぜひぜひ。