こんにちは、むーです!
嬉し恥ずかし2日連続更新です。きゃ〜〜……
12月が始まりましたね。年末だ!街はもうクリスマスムード一色で、至る所にツリーが置かれていたり、柊やトナカイ、サンタさんの飾り付けが施されていたりします。バイト先のパン屋も、11月の終わりからクリスマス仕様になりました。お子さん連れがよくいらっしゃるので、小さい子達が貼られたシールを見ながら楽しそうにしているのが微笑ましいです。今日はそんな、クリスマスのお話をさせていただきたいなと思います。
クリスマスは街やお店だけではなくて、劇場にも訪れているようで。最近、いろんな劇団によるクリスマスを題材にした演劇が、いろんな劇場で上演されています。思い返せば去年の今頃に観た劇も、クリスマスを描いたものが多かったように思います。今日観てきた劇も、クリスマスを描いたものでした。
舞台はとある秘密の会社。子どもに内緒でプレゼントを包んでごちそうを作り、クリスマスの夜に届けに行く大人たちの話。そう、サンタクロースカンパニーです。個性豊かなキャラクター達が登場しながら、大人と子どもの境目と、嘘を吐く大人たちを描いたお話でした。
これは、もう社会人になられた演劇サークルの先輩達が自分達で立ち上げた劇団の公演で、そんな立場の彼らから贈られる「大人」のメッセージにはっとさせられたり、心に響いたり。じんわり大切な劇の1つになりました。
そんな大人と子どものメッセージと並行して感じられたのは、「クリスマス」という題材の魅力です。ものすごく人を惹きこむ装置として機能していて、だからこそクリスマスをもとにした劇はこんなにも多いのだろうと思います。
いつもとは違う、わくわくドキドキがつまった日、プレゼントにごちそう、奇跡が起きる日、大切な人たちと過ごす日。幸せな日。子どもたちにとっては年に一度の特別な日、大人たちにとっても子ども時代のノスタルジーを底に敷きながら、大切な人との思い出を重ねる特別な日。視覚なイメージも魅力的ですよね。赤と緑のイメージカラー、可愛いケーキ、ラッピングされたプレゼントに、暗闇に灯る様々な色の光や、雪に染まる日常の景色。
そんな、日常を非日常に変えて、わくわくさせて惹きこむスイッチとして機能するからこそ、演劇との親和性が高いのだろうと思います。演劇は、観客を日常から少し切り離して、別の世界を観せていきます。その過程に、クリスマスという装置がぴったりはまるのではないかなと思ったのです。
もはや宗教的儀式という前提はどこかに置き捨てられて、祝うことにこそ真意が置かれた日本のクリスマス。そんな浮かれた調子を銘々が利用して、色んなものを引き出しながら、種々の創作が重ねられている面もあるのかもしれません。
なんて、今日はこの辺で失礼いたします。むーでした!皆さまよい12月を……!