こんにちは。しおりです。
秋季大会が終わりました。
アクティブラーニングについてのご講演、本当に勉強になりました。
これまでの私にとって何よりの悩みだったのは、模擬授業が「発表会」になってしまうことでした。自分が楽しいと思うこと、面白いと思うことを生徒に伝えるにはどうしたらいいのだろう。工夫すればするほどに、資料を提示すればするほどに自己満足になっていくように思われて、不安ばかりが募っていくのを感じました。
講演会で紹介されたアクティブラーニングの例は魅力的なものばかりでした。『伊勢物語』の「芥川」をツイッターでまとめさせるなど、あまりに大胆な発想には思わず笑ってしまいました。そして、そうした笑いに会場が沸き立った時、生徒を巻き込むというのはこういうことなのではないかと感じたのです。つまり、自分の「楽しい」という気持ちを伝えるのではなく、生徒自らの内からその感情を引き出すこと。
教職の授業ではこのように言われることが多々あります。
教科に対する先生自身の興味関心を、「楽しい」という気持ちを大切にしなさい。
非常に重要な言葉であると感じます。教科に対する愛情を感じられない教師の授業を受けるくらいならば、教科書を読んでいた方がましかもしれません。教師の熱意を感じたことで、その作品や分野への興味が湧いたという経験は誰もにあることなのではないでしょうか。しかし、あまりにその愛情を伝えることだけに専念してしまった場合、それは時に「押し付け」になってしまうのではないかと思うのです。
こんなに楽しいんだから、
こんなに面白いんだから、
資料もこんなに沢山あるんだから…
大学ではそのような授業こそ望ましいと私は考えています。なぜならば、その分野が好きで、その先生のその授業が受けたくて自ら選択しているからです。愛情が溢れ出てしまっているくらいの授業に私自身は惹かれます。しかし、中学・高校となると話は別です。皆が必修で受けなければいけない。国語が苦手な子もいる、部活で疲れて出来ることならば家で寝ていたい子もいるかもしれない。その子たちに対し、「ねぇ、この楽しさわかるでしょ!!」と言わんばかりの授業をしてしまったら、生徒の関心は離れていくばかりかもしれません。
自分が楽しいと思うことを伝えるのではなく、生徒が楽しいと思う環境、きっかけを作っていくこと。私は、大切なことに気が付かずにいました。だからこそ、私の模擬授業は自己本位の発表会であったのだと感じます。
今回の講演会は、教職に対する向き合い方が大きく変わるきっかけとなりました。2年生のこの時期に貴重なお話を伺えたこと、大変感謝いたします。残念ながら秋季大会に来られなかったという方も、来年の研究ノートに講演会の様子が掲載されるのでぜひ読んでみてほしいと感じます。
さて、今年も残り1か月を切りました。私の目の前には演習発表が迫ってきています。気温の低い日が続くので、風邪を引かないように頑張りましょう!
それでは、また。