苦悩の大学生vsブックレポート

こんにちは、ゆりかです。
今日で冬休みも終わりです。冬休み明けのテストとレポート提出が心配でしたが、家族の元気そうな姿を見ることが出来て安心しました。
父親や祖母などはもうそろそろだめなんじゃないかと思っていたのですが、思ったよりも元気そうでほっとしました。
次回の中世ゼミでは先輩がいらっしゃる最後の日なので、3年生のみなさまと冬休み中に質問を考えてきました。実りある1日になることを祈り、また努力していきます。
個人的には、先輩が作品に登場する人物をビジュアル化なさっているとお聞きしたので、拝見するのを楽しみにしています。また、お一人だけにしか用意していないのですが、作品に関する絵を描いてみました。先輩にはお会いする機会がなくなってしまうかもしれないので、そこは蛮勇であっても、勇気を出してお渡ししたい所存です。
先を思うと挫けてしまいそうだと常々感じていますが、今出来ることをやっておけば、後から後悔することはないと思うので、春休みまでに「やれることはやった!」と言えるように頑張ります!
冬休みはブックレポートの課題に苦戦しました。夏休みにブックレポートの課題が出たことはありますが、冬休みは今回が初めてでした。夜行バスで8時間、本を読む→車酔いする→寝る→本を読むを繰り返していました。実家に帰った後すぐに免許の更新があったので、ぐったりして思うように進まず、寝落ちしてしまいました。その後も予定が立て込み、体調が悪化するなどありましたが、やっと読破し、レポートを仕上げました。
こんなに長引くとは思っておらず、今日で火曜日提出のレポートを書ききることになりました。資料は整えてあるので、その場の勢いとか言う力で書けたらいいのですが…。
先生はなるべく早く読めそうな本(約300頁ぐらい)を選定して下さったのですが、短い冬休みで他のレポートもあるので、本の内容も含めて大変苦痛でした。ディスカッションを主軸とした面白い授業なのですが、毎回指定の範囲まで本を読んでその内容について毎回コメントし、次週に討論しなければならないので、負担が大きかったです。
訳の分からない文章センス、分かりにくい言葉づかい、多分に想像力を使う抽象的な比喩、「結局何が言いたいんだ」と投げ出したい瞬間もありました。
しかし、その先にある達成感と、苦労を共に出来る仲間たちを得ることを目指して、建設的なディスカッションに望みました。異なる考え方、価値観を学び、それが妥当であるか議論を行えることは、とても勉強になりました。普段意見を交わすことが出来ない政治的な質問にも、先生が毎回コメントして下さり、大変な分、やりがいも感じておりました。
答えのない難しい問題に一緒に向き合い、考えてくれる先生。苦労を分かち合い、「難しいね」と笑って議論できる仲間。そのような方々と毎週議論できる場は希少だと思います。
このような経験に魅力を感じ、苦労を覚悟して、本を読みきる覚悟がある方は、ぜひ網谷先生の「世界の古典Ⅰ思想」を取ってみて下さい。授業の前に分かった箇所と分からなかった箇所にラインを引いておくと整理しやすいです。議論はなるべく共通のテキストを引用し、共有できるように相手にその箇所(何ページの何行目か)を示すことをおすすめします。
年明けは憲法9条についてのお話をします。難しい単語は先生が分かりやすく説明してくださり、学生一人一人の疑問に答えて下さいます。怯える必要はありません。決して一人ではないのですから。
以上、苦悩の大学生よりお送りしました。