まだまだ暑いと思っていたら、すっかり秋の気配ですね… 毎日最高気温に合わせて寒い服を着てしまう今日この頃です[:あうっ:]
さて、突然ですが…皆さんは自分の事が好きですか?
もちろん好きさ!という方も、うーんちょっと…という方もいるでしょう。私は正直、こう聞かれたら返答に詰まります。
ものすごく嫌い、という訳ではないけれど、そこまで猛烈に好きな訳でもない。かといって普通、というのもまた違うような…そんな感じです。
なぜこんな質問をしたのかと言うと
私は卒論で三浦綾子さんの『塩狩峠』という作品を扱うのですが、キリスト教文学なので、聖書の内容も出てくるんですね。私は結構聖書読むのが好きなので、並行して読んでいるんですけど、「自分の体を愛するように、隣人を愛せよ」という言葉がよく出てくるんです。相手の立場に立って、自分がその人だったら、と考えるということだと思うんですが、そのためにはまず自分を愛さないといけないってことじゃないですか?
私たちって、自分でも気付かない所でたくさんのきずを負っているんですよね。子供のころはすごく希望に満ちていて、怖いもの知らずだったのに、成長するにつれて、「あ、意外と自分ってたいしたことない…?」という瞬間が多くなっていったりして。特に日本は他人と比べるでしょう。出る杭はどんどこ打たれて、十年二十年経ってみたら、皆似たような形に…それってすごく残念なことだと思います。
何かものを作る時、人間は同じものをたくさん作るけれど、神様は一つとして同じものは作らないんだという話を聞きました。現在にも過去にも未来にも、自分という作品はたった一つしかないんだと思ったら、すごく貴重だなぁと思うようになりました。つい自分の足りなさを見ると、そのことも忘れてしまうんですが、、、人が人を見る時のはかりは年単位でコロコロ変わってしまうけれど、人ってそんなものに振り回されていい存在ではないと思いますねぇ。
もしどなたかこの記事を読んでいる方で、自分は美人でも優秀でも何でもないと思っている方がいるならば、そんなの気にしなくていいよ!と声を大にして言いたいです。私自身その価値をまだ全然分かっていないと思うのですが^_^;
自分の事も他の人の事も、もっと根っこから好きになれたら、本当にステキですよね。今まで降り積もらせていた傷をどんどん失くして、本来あるべき姿に戻るべく、現在挑戦中です(^^♪